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電力消費量を見える化するコンセントでユビキタスとSassorが協業

2011年6月17日(金)

組み込みソフトウエア事業を手がけるユビキタスは2011年6月17日、同社が2011年度に提供を予定する無線LAN内蔵型の電源タップ「iRemoTap」について、直近の事業展開を説明した。同様の機能を持つシステムとしてSassor(サッソー)が2011年7月に提供開始する「ELP Lite」とiRemoTapを連携させ、iRemoTapが収集した電源消費量データをELP Liteの管理Webサイト上で把握できるようにする。

ユビキタスのiRemoTapは、接続した機器の電力消費データを取得できる電源タップである。無線LAN機能を内蔵しており、設定した間隔ごとの電力消費データを無線LAN経由でWeb管理サーバーにHTTP転送する。コンセント指し込みポートごとに独立してデータを取得できる(試作機は4ポート)。2011年内の提供を予定する。

一方、SassorのELP Liteは、iRemoTapと同様に、機器の電力消費データを取得するシステムである。機器のコンセントを接続して仲介する1ポートのアダプタと、複数のアダプタからの電力消費データを無線経由で取得する装置、電力消費データを登録して管理する専用Webサイト、で構成する。Webブラウザやスマートフォン向けのアプリケーションを介して、機器の電力消費動向を把握できる。2011年5月31日に予約販売を開始しており、2011年7月にサービス提供する。

今回、同じ目的を持った機器を展開するユビキタスとSassorが協業したかたち。具体的には、SassorがELP Lite向けに用意した管理WebサイトにユビキタスのiRemoTapが収集したデータを登録し、データを把握できるようにする。電力消費の見える化や、電力消費データの活用を加速させる考え。

なお、ユビキタスにとって、電力消費データの可視化は、モノ(機器)とモノ(機器)がつながる今後のインターネット像を実現する試用プロジェクト。主に人同士がパソコンを使ってつながる現在のインターネットを一歩進めたコンセプトとして、同社は「Internet of Things」(モノのインターネット)を掲げる。同社の組み込みソフトによってモノ同士をつなぎ、そこで日々流れる大量の情報を収集・分析できるようにする。「電力消費パターンが分かるようになるなど、モノをつなぐと新たな価値が生まれる」(ユビキタス代表取締役社長の三原寛司氏)。

写真1 ユビキタス代表取締役社長の三原寛司氏(写真右)と、Sassor代表取締役の石橋秀一氏(写真左)

写真1 ユビキタス代表取締役社長の三原寛司氏(写真右)と、Sassor代表取締役の石橋秀一氏(写真左)


写真2 Sassorが2011年7月に提供するELP Lite(写真左)と、ユビキタスが2011年中に提供を予定するiRemoTap(写真右)

写真2 Sassorが2011年7月に提供するELP Lite(写真左)と、ユビキタスが2011年中に提供を予定するiRemoTap(写真右)

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