[客観データで判断するWeb投資の妥当性]

【第5回】競合サイトとの性能比較に用いる“客観データ”を収集する

2014年1月15日(水)佐藤 茂之(アルゴスサービスジャパン)

Webサイトやモバイルアプリの開発/改修費を、ただ「何となく」算出している企業は少なくないはずだ。適正額を導き出すには、自社サイトと競合サイトのパフォーマンスを同条件で比較した「客観データ」を利用するのが有効である。ここでは客観データの種類と収集方法を紹介する。

PCを使って実際に客観データを取得する

 客観データを取得する方法を以下に記す。大量、かつ高頻度に取得しなくて構わないなら、PCさえあれば容易に収集できる。ただし、ここで紹介するやり方では、図1に記したすべての客観データを取得できるわけではないので注意したい。ここではChromeの開発者用ツールである「デベロッパーツール」を利用して、Webサイトの「レスポンスタイム」「ページサイズ」「コンポーネント数」を収集する手順を紹介する。

1.性能を測定する環境を準備する。パソコンを用意する。

2.Webサイトの性能に影響を及ぼしそうな常駐ソフトやアプリケーションを停止し、Chromeをインストール、起動する。

3.Chromeのメニューから「ツール」を選び、「デベロッパー ツール」をクリックする。

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