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NTT西日本、中堅・中小企業のIT運用管理を支援する「情シスおまかせコンシェルジュ」

2025年7月1日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTT西日本は2025年7月1日、「情シスおまかせコンシェルジュ」を発表した。同年10月から提供する。中堅・中小企業の情報システム担当者を支援する。具体的には、社内ヘルプデスクやIT環境調査の代行、クライアント管理(IT資産管理、稼働状況管理)、セキュリティ対策状況の把握、などのサービスを提供する。価格(税込み)は、管理対象PC×20台までの基本料金で拠点あたり月額1万780円など。

 NTT西日本の「情シスおまかせコンシェルジュ」は、中堅・中小企業の情報システム担当者を支援するサービスである。具体的には、(1)社内ヘルプデスクやIT環境調査の代行、(2)クライアント管理(IT資産管理、稼働状況管理)、(3)セキュリティ対策状況の把握、などのサービスを提供する(図1)。

図1:中堅・中小企業のIT運用管理を支援するサービス「情シスおまかせコンシェルジュ」の概要(出典:NTT西日本)
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 (1)IT運用の負担を軽減することを目的に、ヘルプデスクを代行する。電話、チャット、リモートツールなどを通じて、社員からの「プリンターの設定がうまくいかない」といった問い合わせに対応する。また、パソコンなどが故障した際に迅速に修理対応できるように、現状のIT環境を調査して保守手引書を作成する。

 (2)業務の実態を可視化することを目的に、クライアント管理(IT資産管理、稼働状況管理)ツールを運用する。クライアントPCに関する情報(ハードウェア/ソフトウェア)を収集して可視化する。PCごとの作業時間やアプリケーションの利用状況も分析し、非効率な点を可視化して社内業務の負荷・課題を抽出する。

 (3)内部脅威への対策を目的に、セキュリティ対策ツールを運用する。USBデバイスの利用制御やアプリケーションの利用制御、操作ログの管理などにより、内部の不正行為や情報漏洩を防ぐ。また、OSやウイルス対策ソフトウェアの更新状況など、セキュリティ対策の実施状況も管理する。特定の挙動を検知した際にチャットで通知する仕掛けも提供する。

 価格(税込み)は、標準的な「スタンダードプラン」の場合、管理対象PC×20台までの最小構成「Sタイプ」が拠点あたり月額1万780円、管理対象PC×100台までの「LLタイプ」が月額2万900円(101台めからは1台ごとに月額220円を加算)など。これらには、IT資産管理・業務可視化ツールのライセンスがPC×5台分含まれる(追加ライセンスはPC×5台あたり月額9900円)。IT環境調査は、調査機器台数20台まで1回あたり6万6000円(以降10台ごとに7700円加算)。

 背景として、中堅・中小企業の人材不足は深刻化しており、限られた人員で情報システム業務を担うケースが一般的になりつつある。加えて、内部不正や情報漏洩といった、社内からのセキュリティリスクも増えており、情報システム担当者の負担が高まっている。

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