ミスミグループ本社とグループ企業12社は、人事給与システムにSCSKのERPパッケージ「ProActive E2」を採用し、2013年10月より稼働する。SCSKが2014年1月22日に発表した。、
ファクトリーオートメーション(FA)/金型用部品専門商社のミスミ(Misumi)を中核とするグループはこれまで、会計システムにProActive E2を使っていた。
しかし人事給与システムは別製品でインフラも異なっていたため、運用負荷が増していた。両システムはデータを連携したり、マスターを一元管理したりできなかったことから、二重入力による作業の無駄も発生していた。そこで、既存の人事給与システムの保守サポートが終了するのに伴い、これら課題を解決できる新システムへの移行を決めた。
運用コストや業務負荷増加などの課題を解消するには、これまで別々だった会計/人事給与システムを統一すべきと判断。会計業務に使っていたProActive E2を、人事給与にも適用した。
これにより、給与処理に関する仕訳伝票などを会計/人事給与システムで別々に入力する手間を省ける。伝票仕訳に関わる作業量、および各グループ企業に給与明細を配布する作業量を30%削減した。これまで別々だったインフラも統合し、メンテナンスの負荷も軽減した。