[事例ニュース]

良品計画、Amazon RedshiftとTableauの組み合わせでビッグデータ解析基盤を構築

2014年1月27日(月)IT Leaders編集部

無印良品店舗/オンラインショップMUJI.netを運営する良品計画が、会員向けスマートフォンアプリケーション「MUJI passport」で生成されるビッグデータを解析・活用するための基盤を構築し、2013年12月より運用を開始している。その概要を、同社にBIツールを提供したTableau Japanが1月27日に発表した。

 MUJI passportは、全国の無印良品店舗やネットストアでの買い物や店舗への来店時に“チェックイン”を行うことで貯まる「MUJIマイル」や、商品の店舗在庫を確認できる「ショッピングガイド機能」に加え、MUJI.netやFacebook、mixi、Twitterなどのソーシャルメディアとの連動も可能な会員登録型のスマートフォンアプリ(iOSとAndroidに対応)。2013年5月のリリース以来、会員数はすでに130万人を突破、2014年度末までに250万人に増やす予定だという。

良品計画は、このMUJI passportで生成される膨大なデータに、顧客一人ひとりの店舗/ネットストア体験が反映されていることに着目。従来の実店舗やネットストアから日々収集するデータに加えて、ビジネス解析の対象にすることで、MUJI passportの投入で目指した、無印良品とい個々の顧客とのさらなる関係強化につながると判断し、BIツールの導入をはじめとするビッグデータ解析基盤の構築を決定した。

同社は、MUJI passportで生成されるデータと既存のデータで連関されるデータ量を年間3億件レベルと試算。この膨大なデータの管理には、数百GBから1PB(ペタバイト)以上の規模のデータセットに対応可能で、かつ費用対効果の高いAmazon Web Servicesのクラウドデータウェアハウスサービス「Amazon Redshift」を採用。そして、データの解析・可視化を行い、必要な担当者間で共有するBIツールとして「Tableau Desktop」「Tableau Server」を選定した。

Tableauが選ばれた理由としてTableau Japanは、視覚化・分析ツールとしての定評や費用対効果に加え、Amazon Redshiftとの親和性が高い点、「ライブ接続」によってTableauによる多面的・重層的な解析が常に最新の情報に基づいて行えるため、MUJI passport会員をはじめとする顧客のニーズや購買行動を迅速に把握し、顧客満足度向上のための商品戦略や経営判断に役立てられる点を挙げている。

MUJI passportの操作画面。会員になると、無印良品の実店舗/ネットストアでMUJIマイルを貯めることができる
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