日本通運は、トラックの運行情報や積荷の最新情報を瞬時に把握するためのシステムを導入。2014年7月に稼働開始した。運送業務の効率化や環境への貢献を目指す。導入を支援した日本IBMが同年7月11日に発表した。
日本通運がプライベートクラウド上に構築した新システムは、スマートフォンを用いて位置情報や作業進捗をリアルタイムで収集。全国で稼働する1万台のトラックの運行情報や積荷状況を可視化するものだ。
具体的には、「GoogleMaps」を利用し、運行するトラックの位置情報をリアルタイムに特定。ドライバーがスマートフォンを使って登録する作業進捗とともに、動態管理ソフトを用いて追跡する。NTTドコモの通信ネットワークを利用する。
新システムの最大の狙いは、現場業務を標準化・最適化し、収益向上につなげること。具体的には、国内複合事業営業利益率3%達成を目指す。
このほか、デジタル式運行記録計で収集するトラックの発車・停車・ハンドル操作・速度などの運行情報を分析する機能も実装した。同社は今後、この機能を安全運転管理やエコドライブ推進に役立て、CO2排出量を年平均で1%以上削減する構えだ。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| ユーザー名 | 日本通運 |
| 業種 | 運輸 |
| 導入システム | 動態管理システム、安全運転管理システム |
| 導入目的 | 収益向上、CO2排出量の削減 |
| 主な利用製品 | 「GoogleMaps」(位置情報Webサービス)、「SRVDigitacho N」(データ・テックのデジタル式運行記録計)、「Safety Master」(データ・テックの安全運転管理製品)、「パワーナビ」(ウィンクスの動態管理製品)、「MEDIAS U N-02E」(NEC製スマートフォン) |
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



