日本NCRは2014年9月2日、新しいPOSシステム「NCR RES MeX」を発表した。同日より販売開始する。入力端末にタブレットを使ったPOSシステムを構築できる。
日本NCR 代表取締役社長兼CEO 諸星俊男氏新システムの特徴は2つある。1つは、端末とソフトを分離した点だ。従来は、キーボードやバーコードスキャナ、レシートプリンタ、ドロアーが一体化した専用POS端末を提供してきた。一方、新システムはWebアプリケーション「RES MeXホスト」と、クライアントアプリ「RES MeXクライアント」で構成する。
店舗スタッフは、クライアントを導入したタブレットや据え置き端末を使って、販売業務をこなせる。クライアントは実質的にはブラウザで、商品データの管理や、販売データの登録、ユーザーインタフェースはすべてホストが提供する。レシートプリンタやドロアーもホストが制御する。各コンポーネントは無線で通信する。
ホストやレシートプリンタ、ドロアーは複数のクライアントで共有する。専用端末を使う場合と比べてスペースを節約できる。データセンターにホストサーバーを置けば、店舗はタブレットとレシートプリンタ、ドロアーだけで販売業務をこなせる。
もう1つの特徴は、他システムのデータをクライアント上に表示できる点だ。例えば、顧客管理システムと接続して、顧客のプロフィールや購買履歴を表示させたり、在庫管理システムと連携して他店舗の在庫状況をチェックしたりといった作り込みができる。POSから顧客情報にアクセスできるようにして、接客の強化を図れる。
なお、他システムとの連携機能は、専用POS端末でもソフトウェアをアップグレードすれば利用できる。スーパーのように入力速度が問われる場合は専用端末、ユーザー体験や省スペースを重視する場合はタブレットといった具合に棲み分ける。
ライセンス料は、サーバー、クライアントともにそれぞれ10万円程度。タブレットは、今のところiOSのみ対応する。OS側のセキュリティ面の機能強化を見ながら、AndroidやWindowsへの対応方針を決めるとしている。すでに、国内の百貨店が利用を開始しているほか、進行中の商談も数件あるという。
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