コールセンター大手のベルシステム24は2013年6月から、クラウド型のBIツールを活用。レポート作成業務の効率化に加えて、全社の業績予測を見える化する効果を上げている。サービスを提供するウイングアーク1stが、2014年9月9日に明らかにした。
ベルシステム24の営業部門は、案件管理にSalesforceのクラウドサービスを利用している。一方、コールセンター業務を担当するオペレーション部門は独自開発の販売・生産管理システムを使って受注業務の収支を管理している。
従来、売上着地見込や予算実績管理といった業績管理に必要なレポートを作成する際、上記2つのシステムから情報を拾い出し、表計算ソフトを使って手作業で集計していた。しかし、このやり方は人的負担が大きいばかりか、入力や集計ミスが発生するリスクがあった。
そこで、クラウド上の案件管理システムと、オンプレミスの販売・生産管理システムを連携。必要なデータを抽出し、レポートを自動作成できる環境を構築した。新システムにより、レポート作成にかかる工数を約40%削減する効果が出ているという。
営業業務の改善にも役立っている。売上着地見込や部門・個人の案件進捗状況、予算実績管理などをダッシュボード画面に表示する機能を備える。これにより、営業部門のマネジャーは最新の業績情報を把握しつつ、チームの活動計画を継続的に見直せるようになった。
ウイングアーク1stのクラウド型BIツールを利用して構築した。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | ベルシステム24 |
業種 | コールセンター |
導入システム | BIダッシュボード |
導入目的 | レポート作成の自動化、業績の見える化 |
主な利用製品 | 「MotionBoard for Salesforce」 |