Webベースの業務アプリケーションをノンプログラミングで超高速に開発することを可能とするツール「Wagby」。今、その活用形態が新たな段階に入ろうとしている。2014年11月7日に東京・秋葉原で開催された「Wagby Developer Day 2014」の午前中のセッションでは、株式会社ジャスミンソフトの代表取締役、贄良則氏が基調講演を行った。本稿では、Wagbyの最新状況と新たな活用形態、そして将来展望をレポートする。
Wagby強化に向けた今後の基本戦略
基幹系システムでの本格活用を推進
今後の進化に向けた取り組みにも余念がない。贄氏は「Wagbyをより本格的な基幹業務システムの構築や運用に使ってもらうこと。そういう目線で開発に力を注ぐ」と強調する。
まず基本戦略の1つは、Wagbyの品質のさらなる向上だ。同社では、システム開発の受託や販売などの活動をパートナー企業に任せ、人的リソースのすべてをWagbyの品質向上に投入する方針だ。
もう1つの基本戦略は、「Wagby+アルファ」の推進。つまり、Wagbyにない機能をパートナーに提供してもらう取り組みを進めるということだ。例えば、Wagby R7では、REST APIをサポートしており、他社アプリケーションとの連携を可能としている。これにより、ユーザー企業は、Wagbyベースの業務システムにWagby以外で開発したフロントエンド画面を容易に組み込むことができる。
Wagbyは多様なカスタマイズ方法を提供する(当日のプレゼン資料より)拡大画像表示
3つ目の戦略は、クラウド/オンプレミスでの運用の透明性の確保である。具体的には、オープンソースのコンテナ管理技術「Docker」への対応を進める。Wagbyで開発したアプリケーションの実行環境をDockerイメージとして自動生成することで、Docker対応のプラットフォーム上であれば、クラウドでもオンプレミスでも関係なく、まったく同じように稼働させることができる。そのため、テストや運用にかかる手間やコストの大幅削減を期待できる。
さらに、もう1つの戦略が業務テンプレート開発者の支援である。これは、Wagbyで開発したモデルベースの業務テンプレートをパートナー企業に積極的に提供してもらうことで、ユーザー企業の基幹系システムへの活用を推進するというもの。ユーザー企業は業務テンプレートをベースに、自社の業務に合わせてモデルに変更を加え、効率よく開発を進められる。
業務テンプレートについて、贄氏は、「Wagbyを使えば、パートナー企業は自分たちの強味を容易にテンプレートに盛り込むことができる。一方、ユーザー企業はテンプレートを参考にしてモデルを変更したり、追加したりしながら、基幹業務アプリケーションを構築できるようになる。こうした取り組みによって、Wagbyの活用形態は、まさに新たな段階に入ろうとしている」と展望を語った。
Wagby / 超高速開発 / ジャスミンソフト / 超高速開発コミュニティ / ローコード
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