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Windows Azure Packが提示するプライベートクラウドの“現実解”とは?

2015年2月25日(水)

システムの「所有から利用へ」という流れの中、多くの企業がクラウドを軸としたIT基盤のグランドデザインをいかに描くべきなのか悩んでいる。有効かつ現実的なアプローチとして着目されるのは、パブリッククラウドと同等の利便性とスピード感を備えたサービス指向/アプリケーション指向のプライベートクラウド環境を構築し、必要に応じてパブリッククラウドとのシームレスな運用によってビジネス要件に応えていくこと。ここにソリューションを提示する、日本マイクロソフト、シスコシステムズ、F5ネットワークスジャパンの動きを追ってみよう。

アプリケーション視点で
「使える」プライベートクラウドを構築

 ハイブリッドクラウドの理想形に近づく過渡期として、さまざまな問題に直面しているのが現在だ。パブリッククラウドとプライベートクラウドの間にある大きなギャップが顕在化しているのである。

 「Microsoft Azureをはじめとするパブリッククラウドが次々に打ち出す新しいサービスを、企業はビジネス視点で取捨選択し、タイムリーに活用することができます。一方、同等に使い勝手のよい高機能なサービスをプライベートクラウドで実現するには、ハードウェアやネットワーク、仮想化基盤、アプリケーションの多階層にまたがるテクノロジーを自力で積み重ねる必要があり、構築や検証に多大なコストと時間を要します。結果、どんどん進化していくパブリッククラウドと、足踏みするプライベートクラウドの格差は広がっていくばかりです」(高添氏)。

 ビジネスニーズに即応したサービスを提供できないプライベートクラウドは社内から見向きされなくなり、各部門やプロジェクトが独自の判断と予算でパブリッククラウドサービスを使い始めることにつながってしまう。こうして社内に蔓延していく“シャドーIT”に情報システム部門の目は行き届かず、ガバナンスを著しく低下させてしまうことになる。

 この課題解決に向けてマイクロソフトがWindows Serverなどのユーザーに無料で提供しているのが「Windows Azure Pack」である。Microsoft Azureのテクノロジーやユーザーインターフェイスをベースに、社内でセルフサービス型のプライベートクラウドを迅速に構築可能なツール(クラウドコントローラー)だ。 

 「Windows Server およびSCVMM(System Center Virtual Machine Manager)とWindows Azure Packの連携により、IT担当者ではなくIT利用者自身が、専用ポータルから仮想マシンのインスタンス作成や起動、停止、削除までの一連の操作を、Azureとほぼ同等の手順で実行可能になります。仮想マシンや仮想ネットワークをサービスとして提供可能なIaaSを構築することができるのです。また、WebサイトサービスのためのPaaSを構築することも可能です」と高添氏は説明する。 

 パブリッククラウドと同様の「サービスありき」のアプローチの下、ビジネス側からの要件と期待に応えるプライベートクラウドを迅速にデリバリーし、変化にあわせて柔軟に拡張を図っていくことができる。

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