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「アプリケーションパフォーマンス」の改善・向上こそが競争優位!―カギは「可視化・最適化・制御」にあり

2015年7月15日(水)

市場での競争が激化する中、企業のCIOやITリーダーはいかにして高いビジネスアジリティ(俊敏性)を備えたIT施策を展開していけばよいのか。なすべきアプローチの1つとして、「アプリケーションパフォーマンス」に対する取り組みがある。現在、このテーマにおいて「可視化・最適化・制御」の3側面から包括的なソリューションを提供しているのがリバーベッドテクノロジーで、来日した同社バイスプレジデント、サイモン・ネイラー氏にその要諦を聞いた。

ハイブリッドエンタープライズに求められる「可視化」「最適化」「制御」の3視点

 複数の場所で仕事をしている社員の割合は「62%」、業務データの5割以上をデータセンター以外に保管している企業の割合は「52%」。そして、アプリケーションの複雑性が最大の課題と考える企業の割合は「51%」を超える――これが、リバーベッドの把握している「ハイブリッドエンタープライズ」、すなわちプライベートネットワークとパブリックネットワークの混在環境でITサービスを展開・活用している企業の実情だ。

 こうした実情に向けてネイラー氏は、「最も大切なことは、アプリケーションパフォーマンスを向上し、快適なユーザーエクスペリエンスを提供することです」と強調する。そのうえで、「可視化」「最適化」「制御(コントロール)」の3つの切り口からハイブリッドエンタープライズを支援するリバーベッドの包括的なソリューションについて以下のように説明する。

 まず、「可視化」は、ビジネスの俊敏性にかかわる指標を分析するもので、ネットワークやアプリケーションを利用するエンドユーザーに、「実際、何が起こっているのか」を明示するアクションとなる。

 これまでエンドユーザー側で起こる問題は、サービスデスクに問い合わせが入って初めて発覚するというケースがほとんどだった。そこからようやく問題の切り分けに取りかかるため、原因を特定して解決するまでに1カ月以上の時間が費やすことも珍しくない。加えて、途中のプロセスでは、責任の所在を巡ってインフラ部門とアプリケーション部門がぶつかり合うなど、非生産的な議論が繰り返されている。

 「リバーベッドのソリューションを利用することで、ネットワークやアプリケーションのどのエリアにどんな問題が潜んでいるのか、ピンポイントで正確に特定できるようになります」とネイラー氏。これにより、エンドユーザー側に問題が発生する前に先手を打って対処する、文字どおりのプロアクティブな管理が可能となる。

 次の「最適化」は、リバーベッドが従前から強みとしていたWAN最適化やアプリケーション高速化の技術により、エンドユーザーのエクスペリエンスを高めるものだ。一般的にこの問題に対しては、ネットワーク帯域幅を広げるという施策を講じるケースが多いが、必ずしも解決に結びつくとはかぎらない。ネットワークのレイテンシー(遅延)やアプリケーションのプログラムに内在する不具合などが、より重大なボトルネックとなっている場合があるからだ。

 これに対してリバーベットが提供するソリューションは、「アプリケーションからサーバー、さらにはアプリケーションのコードレベルまで追跡することで、確実なパフォーマンス改善をもたらす」(ネイラー氏)という。

 さらに「制御(コントロール)」によって、IT環境全体の簡素化・効率化を進めてTCO(総所有コスト)を削減することができる。例えば、インターネットエクスチェンジ(IX:インターネット相互接続地点)からトラフィックを集めるピアリングポリシー(パブリック/プライベート)の策定、ネットワーク帯域幅のキャパシティプランニングといった作業も容易になる。「こうした“事実”に基づいたデータをサービスプロバイダーに提示することで、SLAや費用に関する交渉も理にかなったものとなり、やり易くなるはずです」(ネイラー氏)

アプリケーションパフォーマンス管理製品の最新バージョンが成し遂げたブレークスルー

 上述したアプリケーションパフォーマンスの「可視化」「最適化」「制御」を包括的に支援するソリューションとして、リバーベッドが提供しているのが「Riverbed Application Performance Platform」である。

図2:ハイブリッドエンタープライズを変革する「Riverbed Application Performance Platform」(出典:リバーベッドテクノロジー)
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 同プラットフォームを構成するのは、ハイブリッドネットワーク/クラウドのアーキテクチャ全体をトータルにカバーし、アプリケーションのSLAを保証するWAN最適化ソリューション「SteelHead」、LANと同等の高速データアスセスおよびデータの集約化、迅速なリカバリ、TCO削減などを実現するストレージ最適化ソリューション「SteelFusion」、プラットフォームをカスタマイズするオープンAPIを備えた開発ツール「SteelScript」、ユーザーエクスペリエンスの向上を目的としてアプリケーションやネットワークを可視化するパフォーマンス管理ソリューション「SteelCentral」といった製品群だ。

 そこから実際にどんな効果を得られるのか。ネイラー氏によると、例えば、Microsoft Azureデータセンターが未設置の東南アジア拠点からOffice 365のドキュメントにアクセスしたり、SharePointやSkype for Business(旧製品名:Lync)を使ってグローバルでコラボレーションを行ったりといったケースでのアプリケーションパフォーマンスを大幅に向上し、従来数分かかっていたファイルのアップロードを十数秒程度に短縮するといった高速化を享受できるという。

「ITを活用したアジリティ確立の取り組みを支えるのが、Riverbed Application Performance Platform。実際に使っていただくことでその効果を実感できるはず」とネイラー氏は自信を見せる(撮影:赤司 聡)

 加えてネイラー氏が強調するのが、アプリケーションパフォーマンス管理製品の最新バージョン「SteelCentral AppInternals 10」によって成し遂げられた技術的ブレークスルーだ。

 「AppInternalsのエージェントをインストールすることで、そのサーバー内に存在するJavaや.NETベースのすべてのアプリケーションを自動的に検出し、トランザクションやパフォーマンスをモニタリングすることができます。また、さまざまなプログラムの実行状況をSQLやソースコードのレベルで追跡することができます。もちろん、CPUやストレージなどのリソース利用状況を監視することも可能。アプリケーションの稼働状況を全体的かつ詳細な視点で把握することができます」とネイラー氏は語る。

 今後のハイブリッドエンタープライズが、アプリケーションパフォーマンスを武器として市場を勝ち抜いていくためには、ITを活用したアジリティ(俊敏性)の確立が不可欠である。「まさにその取り組みを支えるのが、Riverbed Application Performance Platformなのです。実際に使っていただくことでその効果を実感できると思います」とネイラー氏は製品に自信を見せる。この仕組みを基盤とすることで、CIOやITリーダーは、ネットワーク、アプリケーション、そしてユーザーエクスペリエンスまで、すべての要素を考慮した戦略的なIT投資のプランニングが可能となる。

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