[2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」]

【第22回】IoTでデータを再集中させるセンサーの課題が未解決

2015年8月3日(月)入江 宏志(DACコンサルティング 代表)

2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」を取り上げる本連載。IT戦略における日本と世界の差異を見極めるための観点としてこれまで、クラウド、GRC(Governance、Risk Management、Compliance)、ビッグデータの各テーマについて論じてきた。前回から、「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」をテーマに切り替え、IoTを活用するための新しいアイデアの発想法を説明した。今回は、IoTを取り巻くテクノロジーの背景とグローバルな見方との違いについて考えてみる。

グローバル企業は局面の変化をとらえるのに敏

 この集中と分散の過程の中で、ITの境目を超えることで次の次元に到達する(図2)。サイロ化が進んだ企業システムは、2000年にクラウドという技術の選択を迫られ、2010年にはビッグデータの壁が登場した。グローバル企業は、こうした技術の局面が変わっていることに気付くのが早い。グローバル対応を進めるには、こうした技術局面の変化に気づくことが重要である。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
バックナンバー
2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」一覧へ
関連キーワード

GRC / センサーネットワーク

関連記事

トピックス

[Sponsored]

【第22回】IoTでデータを再集中させるセンサーの課題が未解決 [ 2/4 ] 2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」を取り上げる本連載。IT戦略における日本と世界の差異を見極めるための観点としてこれまで、クラウド、GRC(Governance、Risk Management、Compliance)、ビッグデータの各テーマについて論じてきた。前回から、「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」をテーマに切り替え、IoTを活用するための新しいアイデアの発想法を説明した。今回は、IoTを取り巻くテクノロジーの背景とグローバルな見方との違いについて考えてみる。

PAGE TOP