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大日本印刷など、高セキュリティなIoT環境を可能にするゲートウェイ端末を発売

2016年5月12日(木)IT Leaders編集部

大日本印刷(DNP)は2016年5月11日、コネクシオ、アットマークテクノと、ICカード技術を応用した機器組み込み用のSAM(Secure Application Module)を搭載し、高セキュリティなIoT(Internet of Things:モノのインターネット)環境を可能にするゲートウェイ端末を共同開発し、2016年秋に発売すると発表した。

 3社が共同開発したしたのは、各種センサーなどが取得したデータや機器が生成するログなどのデータを、安全にクラウドサービスに送信するIoT(Internet of Things:モノのインターネット)用のゲートウェイ端末。インターネットを利用することで運用コストを抑えながら、セキュリティを確保したIoT環境を構築できる。

 アットマークテクノの産業機器向け組み込み基盤(機器を開発するための汎用的な基盤)「Armadillo(アルマジロ)」をベースにアットマークテクノとコネクシオが共同開発したIoTゲートウェイ端末に、DNPがICカード事業で培ったデジタルセキュリティ技術を応用して開発したSAM(Secure Application Module)を搭載した。SAMは、セキュアICチップ上に、データ暗号化・認証・機密情報保護などのセキュリティ機能を持つアプリケーションを搭載したモジュールのこと。

 SAMにより、通信データの暗号化に加え、機器の認証や機器が取得、生成するデータの真正性確認を行うことで、機器、ソフトウェア、データの改ざんやなりすましを防止し、高い情報セキュリティを確立できるとしている。

 3社は今後、特にセキュリティが必要な機器を安全に遠隔地から保守管理するシステムや、社会インフラシステムなどにおける情報セキュリティの維持管理用途向けに、2018年までに約10万台の提供を目標にする。

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エッジコンピューティング / 大日本印刷 / IoTゲートウェイ

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