日立ソリューションズは、残業時間を適切に管理するため、指定時間にPCを自動終了するシステムを2017年2月16日に発売する。就業時間外のPCの使用を抑止することで、長時間労働の是正を図れる。
日立ソリューションズは、指定時間にPCを自動シャットダウンしたあと、設定された一定時間従業員に再起動させないシステムを提供する。ユーザーは、従業員の残業時間を適切に管理できるようになり、終業時刻から次の始業時刻までの間に一定の休息時間を確保する制度「勤務間インターバル規制」など、社内就業ルールの徹底を図れるようになる。
従業員は、社内のPC、スマートフォンやモバイルPCなどからワークフローシステムで上長に就業時間の延長を申請し、承認された場合にPCのシャットダウン時間を変更できる。「リシテア/就業管理」を連携すれば、上長は承認画面で申請した従業員の勤務時間や残業時間を確認可能だ。
緊急時には、代理での延長申請・承認もできる。申請履歴が保存されるため、労務監査にも利用できる。
同システムは、日立ソリューションズの自律型ジョブ自動化ツール「Job Control Platform」と、日立ソリューションズ西日本のスマートデバイス対応Webアプリケーション「Hi-PerBTワークフロー」で構成される。
価格は、利用者ライセンスが1000利用者の場合でJob Control Platformが150万円、Hi-PerBTワークフローが42万円。サーバーライセンスはそれぞれ10万8000円と33万円だ。初期導入費用は別途必要になる。