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ヴイエムウェア、通信事業者向けマルチテナント基盤「VMware vCloud NFV 2.0」を発表

2017年3月3日(金)IT Leaders編集部

ヴイエムウェアは2017年3月2日、通信サービスプロバイダーのネットワークアーキテクチャーの構築と運用を支援する「VMware vCloud NFV(Network Functions Virtualisation) 2.0」を発表した。2018年度第1四半期(2017年2月4日~5月5日)に提供を開始する予定だ。

 「VMware vCloud NFV(Network Functions Virtualization) 2.0」は、俊敏かつオープンで、安全なSDA(Software-Defined Architecture)を備えている。サービス自動化、安全なマルチテナント、運用管理の機能を向上したほか、キャリアグレードの可用性も強化した。

 サービス自動化については、サービス視点の高度なポリシー機能のほか、VNF(Virtual Network Functions)のパッケージングや既存のVNFワークロードをVMware Integrated OpenStackに自動インポートする際のリソース要求などの機能を搭載した。

 マルチテナントについては、「VMware vCloud Director」とネットワーク仮想化基盤である「VMware NSX」をネイティブに統合している。通信サービスプロバイダーはマイクロセグメンテーション機能を活用して、プログラマブルネットワークを導入できる。プロバイダー側とテナント側の両方で粒度の細かいセキュリティとロールに応じたアクセス権の管理を実行可能だ。

 運用管理については、「VMware vRealize Network Insights」を通じて、オーバーレイ・アンダーレイ・仮想・物理の各環境で導入済みサービスを構成する全コンポーネントの可視性を提供する。

 可用性については、シンプルなインフラライフサイクル管理により、運用性やネットワークの安定性を損なわずに、アップグレードやパッチ適用をスムーズに実施可能にする。

 VMware vCloud NFVは、欧州の電気通信標準であるETSI(European Telecommunications Standards Institute)に準拠した統合型モジュール式マルチテナント基盤である。SDI(Software-Defined Infrastructure)製品と管理製品を基盤としており、ユーザーはサービス提供の高速化、運用効率の向上、インフラ関連コストの削減を図れる。

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