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愛媛県下の教育ネットワークに仮想デスクトップを採用―ヴイエムウェアが発表

2017年10月2日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヴイエムウェアは2017年10月2日、愛媛県教育委員会が2018年4月に運用開始する「次期愛媛スクールネット」に、ヴイエムウェアのVDI(デスクトップ仮想化)ソフトとNTT西日本グループのセキュリティサービスが採用されたと発表した。VDIの利用によって端末にデータを残さずに済むので、情報漏洩の防止になる。

 次期愛媛スクールネットは、愛媛県下の小、中、高、中等教育、特別支援学校をネットワークで結ぶ、愛媛の教育専用ネットワークである。インターネットを情報収集や情報発信の手段として学習活動に活用できる。現行の「愛媛スクールネット」(ESnet)の次期版に当たり、特にセキュリティを強化する予定である。

図1●次期愛媛スクールネットの概要(出所:ヴイエムウェア)図1●次期愛媛スクールネットの概要(出所:ヴイエムウェア)
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 次期版のネットワークにおいては、サーバーとストレージの実装形態として、全面的に仮想化を採用した。さらに、セキュリティを強化するため、ネットワークを「学習系」「校務系」「マイナンバー利用事務系」の3つのセグメントに論理的に分離する構成とした。

 さらに、教職員が使うデスクトップ環境をデータセンターに配置し、これをリモートで操作するVDIの形態へと移行する。VDIでは、シンクライアント端末にデータを残さずに済むので、端末の紛失や盗難時の情報漏洩リスクが下がる。

 さらに、VDIによってデータの可搬性が高まることから、出張先や自宅などからデータセンターの仮想デスクトップにアクセスして業務を遂行するリモートワークが可能になる。

 システム構築サービスは、NTT西日本グループが担当した。データセンター基盤「NTT西日本データセンター」や、データセンターへのVPN接続サービス、エヌ・ティ・ティネオメイトのセキュリティ監視サービスなどを提供する。

 ヴイエムウェアは、サーバー仮想化ソフトのVMware vSphere、ネットワーク仮想化ソフトのVMware NSX、VDIソフトのVMware Horizonなどを提供する。さらに、これらの構築支援を担う

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