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ネットワールド、DockerコンテナでHadoop/Sparkなどを動作させるBDaaS基盤ソフトを販売

2017年10月27日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネットワールドは2017年10月26日、HadoopやSparkなどのビッグデータ向けインフラソフトウェアを、簡単かつ迅速にプロビジョニングして使えるようにする基盤ソフト「BlueData EPIC(Elastic Private Instant Clusters):ブルーデータ・エピック」を発表、同日販売を開始した。参考価格(税別)は、スタンダード版の1コアあたり年額8万円から。日本語サポートはオプションで提供する。開発会社は、米BlueData。

 BlueData EPICは、Hadoop、Spark、Kafka、Cassandraといったビッグデータ格納・処理用のミドルウェアを、Dokerコンテナ技術を使って迅速にプロビジョニングできるようにする基盤ソフトである。機能は大きく、コンテナ環境のオーケストレーション機能「ElasticPlane」、共有ストレージを使えるようにするストレージ接続機能「DataTap」、ストレージI/O性能をベアメタル並みに高める機能「IOBoost」、で構成する。

図1●BlueData EPICのアーキテクチャ(出所:ネットワールド)図1●BlueData EPICのアーキテクチャ(出所:ネットワールド)
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 オーケストレーション機能のElasticPlaneでは、ポータル画面からセルフサービス型でDockerイメージを調達できる。特にビッグデータ用途には、GUI画面でHadoopクラスタやSparkクラスタなどを設計できる。必要な要件を指定するだけで、所望のクラスタ環境を数分で構築できる。同社は、このコンセプトをBDaaS(Big-Data as a Service)と呼んでいる。

 共有ストレージを使えるようにするストレージ接続機能のDataTapにより、Hadoopなどのソフトウェアとストレージを分離して管理できる。データの格納先として、外部の共有ストレージ(HDFS、NFS)やクラウドストレージ(Amazon S3など)を利用できるようになる。データ分析時にデータのコピーを作成したり、データを移動したりする必要がなくなるため、効率が高まる。

 キャッシュ技術などによってストレージI/O性能を高めるIOBoost機能により、Dockerコンテナを使いながら、ベアメタルサーバー環境と同様のストレージI/O性能を出せるとしている。これにより、ベアメタル環境で使われることの多いHadoopクラスタなどを、Dockerコンテナ環境に移行しやすくしている。

 BlueData EPICは、オンプレミスでもパブリッククラウドでも動作する。パブリッククラウドとしては、Amazon Web Service(AWS)、Google Cloud Platform、Microsoft Azureの各クラウドサービスの上でBlueData EPICを実行できる。

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