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卓上のAIロボットが金融商品を説明─肥後銀行と富士ソフトが実証実験

2017年11月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

肥後銀行(本店:熊本県熊本市)は2017年11月21日、AIを搭載したコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」(開発元:富士ソフト)を店舗の窓口に配置して販売支援アシスタントとして導入することを目的とした実証実験を開始すると発表した。実験は、2017年11月24日から2018年2月28日にかけての3カ月間、肥後銀行の学園大通支店で実施する。

 肥後銀行では、金融商品の販売を支援するアシスタントとしての用途で、コミュニケーションロボットのPALROを活用する計画である。今回、学園大通支店で実証実験を開始する。顧客に応対する行員のそばで、金融商品を分かりやすく説明する。対象商品は、投資信託からスタートさせ、順次拡充する予定である。

図1:PALROを活用した実証実験イメージ(出典:肥後銀行、富士ソフト)図1:PALROを活用した実証実験イメージ(出典:肥後銀行、富士ソフト)
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 PALROは、応接ブースの机上に配置し、PCと連動させる。この状態で、PALROが金融商品の説明をサポートする。具体的には、投資信託の商品説明をする行員のアシスタントとして、58種類の投資信託について説明する。さらに、専門的な金融用語について分かりやすく説明する。

写真1:コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」の外観(出典:肥後銀行、富士ソフト)写真1:コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」の外観(出典:肥後銀行、富士ソフト)
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 肥後銀行では、2014年12月から現在までに、計5台のPALROを導入している。。用途の例として、小学生向けの金融教育セミナー「お金の教室」において、PALROをサブ講師として活用している。PALRO導入当初から、PALROの開発元である富士ソフトとともに、金融機関におけるPALRO活用の可能性について様々な検討を重ねてきたという。

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