在宅ワーカーと仕事発注者をオンラインでマッチングする事業などを行うクラウドワークスは2017年11月27日、人間のワーカーだけでなく、RPA(ロボットによる業務自動化)ロボットのワーカーの取り扱いを開始すると発表した。人間ではなくロボットへの業務依頼を実現する。
在宅ワーカーと仕事発注者をオンラインでマッチングするクラウドソーシング事業において、人間ではなくRPAロボットに対して業務を依頼できるようにする。情報の収集、加工、集計などの定型業務を担うRPAロボットを、クラウドワークスのサイトを介して購入できる。
仕事発注者のニーズに応じて、RPAロボットと人材を組み合わせた業務プロセスを設計し、総合的な問題解決サービスとして提供することも可能である。人間とロボットが共同で働く仕組みをワンセットで提供できる。
RPAロボットを開発するニーズにも応える。在宅ワーカーの中からRPAエンジニアを育成する。これにより、クライアント企業からRPAロボット開発の依頼があった際に、クラウドワークスが育成したRPAエンジニアとマッチングさせる。
サービスの提供に必要となるRPAソフトやRPAの知見を得るため、RPAテクノロジーズと提携した。RPAテクノロジーズは、自社開発のRPAソフト「BizRobo!(ビズロボ)」を持つほか、各種のRPA関連ソフトの導入コンサルテイングなどを行っている。
一方、クラウドワークスは21.5万社、156万ユーザーが登録するクラウドソーシング事業を運営している。