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Webブラウザ操作を生成AIで自動化するRPA/AIエージェント「exaBase だれでも自動化」

名古屋鉄道が社内申請チェックの自動化で検証を開始

2025年6月4日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エクサウィザーズ子会社のExa Enterprise AIは2025年6月4日、RPA/AIエージェントサービス「exaBase だれでも自動化」を発表した。Webブラウザを操作するRPAロボットを自然言語の指示で作成・修正できる。同年第2四半期中にベータ版を提供し、秋頃に正式版を提供する予定である。

 Exa Enterprise AIの「exaBase だれでも自動化」は、Webブラウザの操作を自動化するRPA/AIエージェントサービスである。特徴は、Webブラウザを操作するRPAロボットを自然言語の指示で作成・修正できること。「IT技術に不慣れな人でも簡単にRPAを構築でき、自然言語でメンテナンスが可能」(同社)としている(図1)。

図1:「exaBase だれでも自動化」の主要な機能(出典:Exa Enterprise AI)
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 自動化したい業務を、ユーザーが普段どおりにWebブラウザ上で操作することでRPAロボットを構築できる。業務の変更が発生した際は、自然言語で依頼をするとAIが変更対応を行ってくれる。システムやアプリケーションのUIが変更された場合でもAIが自動修正し、ユーザーは修正内容を承認すればよい。また、意図しない動作を行わないように、ユーザーの承認を経てアクションを実行する機能も備える。

 パイロットユーザーとして、名古屋鉄道(本社:愛知県名古屋市)が社内申請のチェックを自動化する用途で検証を開始した。検証で、RPAの代替手段となりえるかの見極めを行う。名鉄は、RPAでは高度な専門スキルや定期的なメンテナンスが求められることを課題として認識していて、AIエージェントがこれを改善することに期待をかけているという。

 Exa Enterprise AI自身がユーザーとして活用している。「exaBase 生成AI」を用いた営業担当者の架電後の文字起こし、議事録作成、Salesforce CRMへの転記といった作業を自動化して、商談1件あたり約15分の作業時間を2分に短縮し、ピーク時業務を1カ月あたり140時間削減したという。

 「入力ミスや情報の漏れ、複数のツールや画面を行き来するオペレーションの煩雑さといった課題の解決につながった」(同社)。また、カスタマーサクセス担当者の商談後作業において、Googleドキュメントから商談メモを取得し、exaBase生成AIで指定フォーマットで要約、顧客管理ツールの指定項目へ転記する業務の自動化も図っている。

図2:営業担当者の架電後の業務を「exaBase だれでも自動化」で自動化する流れ(出典:Exa Enterprise AI)
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Exa Enterprise AI / AIエージェント / Webブラウザ / 自動化 / 生成AI / エクサウィザーズ / 名古屋鉄道

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Webブラウザ操作を生成AIで自動化するRPA/AIエージェント「exaBase だれでも自動化」エクサウィザーズ子会社のExa Enterprise AIは2025年6月4日、RPA/AIエージェントサービス「exaBase だれでも自動化」を発表した。Webブラウザを操作するRPAロボットを自然言語の指示で作成・修正できる。同年第2四半期中にベータ版を提供し、秋頃に正式版を提供する予定である。

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