富士通は2018年3月30日、太陽電池で動作するビーコン「FUJITSU IoT Solution Battery-free Beacon PulsarGum」(PulsarGum、パルサーガム)を強化し、従来品に比べて約10分の1の明るさでも動作するようにしたと発表した。同日販売を開始した。2018年4月末に出荷する。価格は、個別見積もり。販売目標は2020年度(2021年3月期)末までに15万枚。
PulsarGumは、太陽電池で動作し、電池交換が不要なビーコンである。ビーコンが発する電波をスマートフォンなどで受信し、IoTデータ活用基盤サービス「FUJITSU Cloud Service K5 IoT Platform」に転送する。この情報を分析することによって、人や物の位置や動線の把握、生産性向上に向けた業務分析など、現場業務の改善活動を支援する。
今回の機能強化では、従来品に比べて約10分の1の明るさでも動作するようにした。デバイスに内蔵する太陽電池を小型化・多段化するとともに、電源回路を改良した。従来品は照明の近くでの利用を想定していたが、新型は製造現場や施設の廊下、物流倉庫など、照明を抑えた現場でも利用できるようにした。
さらに、デバイスの回路に保護機能を新たに搭載した。直射日光が当たって過大な電力が供給された際でも安定して動作するので、屋外の構造物や設備などにも設置できるという。
外形 | 幅19×奥行72×高さ3ミリメートル |
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重量 | 約3グラム |
無線周波数帯 | 2.4GHz Bluetooth Low Energy |
動作照度 | 300LX |
発信頻度 | 1回/1.28秒 |
無線出力 | 1mW(通信距離約10メートル) |
ID | ucode |
防水性 | IPX-7相当 |