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ネットワールド、分散型NAS/S3ストレージ「Cohesity」を発表、スナップショットに利点

2018年6月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネットワールドは2018年6月1日、スケールアウト型でノード台数を増やすことによって容量と性能を拡張できるNASストレージの新製品「Cohesity C2000シリーズ」および「Cohesity C3000シリーズ」を発表した。セカンダリ(2次)ストレージ用途であり、データのバックアップや、開発環境用のクローンデータ作成といった用途に向く。2018年8月から提供する。開発会社は、米Cohesity。価格(税別)は、870万円から。

 Cohesity C2000とCohesity C3000は、スケールアウト型のNASストレージである。自社開発の分散ファイルシステム「SpanFS」を採用しており、ノードを増設することによって、容量と性能を拡張できる。ファイルへのアクセスプロトコルはNFSとSMBで、Amazon S3互換APIによるオブジェクトベースのアクセスもできる。

写真1●Cohesity C2000シリーズの外観(背面)写真1●Cohesity C2000シリーズの外観(背面)
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 ディスク、メモリー容量、CPU、ネットワークポート数などの違いによって、5つのモデルを用意した。Cohesity C2000の場合、きょう体は2Uラックマウント型で、1つのきょう体に4ノード(4台のファイルサーバー)を収容する。1ノード当たりの容量は、大容量シリーズであるCohesity C3000の場合、最大で183.68Tバイト。

 Cohesity C2000/C3000の特徴として同社が挙げる点が、独自のスナップショット技術「SnapTree」である。SnapTreeは、スナップショットのメタデータを独自の方法で管理することで、性能の低下を気にすることなく、必要な時に必要な分だけスナップショットを作成できるとしている。開発環境用のクローンデータ作成などに向く。

 業務サーバーなどのデータをCohesity C2000/C3000にバックアップする用途にも適する。モデルにもよるが、バックアップ管理サーバー機能を搭載しており、前回(直前)にバックアップした時点との差分だけをバックアップする増分バックアップができる。Cohesity C2000/C3000のデータを外部のクラウドストレージにアーカイブする機能も備える。

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