日立製作所、日立インフォメーションアカデミー、トレンドマイクロの3社は2018年6月6日、サイバーセキュリティ分野での人材育成に関する協業について基本合意書を締結したと発表した。研修カリキュラムや教材といった教育コンテンツの企画・開発から研修サービスの運用までを共同で推進する。
協業の下、日立グループ社員約2000人の受講実績がある、トレンドマイクロの知見を取り入れた「サイバー攻撃対応研修」を、一般のユーザーが広く活用できるカリキュラムに改訂し、日立インフォメーションアカデミーが2018年10月から提供する。本研修は、2019年3月までにユーザー企業から1000人の受講者の獲得を目指す。
図1:3社の位置づけ(出典:日立製作所、日立インフォメーションアカデミー、トレンドマイクロ)
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将来的には、日立とトレンドマイクロのユーザーを対象にした新たな共同研修サービスを提供することも視野に入れる。
3社の位置付けと役割は以下の通り。トレンドマイクロは、脅威動向や攻撃シナリオなどのサイバーセキュリティに関する知見を持っている。日立は、システム開発/運用ノウハウを持っている。日立インフォメーションアカデミーは、日立グループ内外に研修サービスを提供しており、人材育成ノウハウを持っている。