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製造部品大手のTHK、NTTドコモ、シスコと予兆検知のIoTサービス提供へ

2018年10月19日(金)杉田 悟(IT Leaders編集部)

製造機器の部品製造メーカー、THKは、NTTドコモ、シスコシステムズの協力で、製造業向けIoTサービス「OMNI edge」を提供する予定であることを発表した。2019年春の商用化を目指し2019年2月より無料トライアルを開始する。

 THKは、業界シェア6割を誇る直線案内部品「LMガイド」にセンサーを装着、振動などのデータを、NTTドコモのモバイル回線を介してシスコシステムのルーターやスマートフォンに集約、自社開発の予知検知ソフト「THKシステム」で監視する仕組みを「OMNI edge」として提供することを予定している。

(図1)予兆保全サービス「OMNI edge」の仕組み
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THKの主力製品であるLMガイドは業界のディファクトとされている

 LMガイドは、製造業で利用される搬送用ロボットや射出成形機、自動包装機といった産業機器の中で、正確な直線運動が求められる部位に設置され、その動きを支援する「直線案内部品」と呼ばれる部品で、長年運動を繰り返すことで金属が披露し、正確な直線運動が確保できなくなるという。

 一般に工場では、機器の稼働に影響が出て初めて部品が破損していることに気付き、交換している。その場合、長い時には1カ月以上のブランクが生じる場合もあるという。OMNI edgeでは、LMガイドに取り付けられたセンサーが直線運動の振動を拾っている。直線運動は常に一定の振動を発生させるが、摩耗などで部品に損傷が出始めると、振動に変化が現れるという。THKシステムでその振動データの変化をいち早く検知することで、機械が壊れる前に部品を交換できるようになる。

 THKでは、以前よりLMガイドにセンサーを取り付け、どのような振動が故障の予兆となるか、故障までの期間などを膨大なデータを分析、これを「THK SENSING SYSTEM」としてノウハウ化していた。ただし、そのノウハウをIoTサービスとして実装するための、通信手段やエッジコンピューティング技術が欠けていた。今回、シスコシステムズとNTTドコモの協力を得て欠けていたピースを埋めることができるようになったため、OMNI edgeとしてサービス化する目途が立った。

 サービス対象となるのは、LMガイドを部品として使っている産業機器を導入している製造業。工場が主な現場となり、IT技術者の調達が困難なことが多いと予想されるため、ルーターやネットワークの設定をできる限り自動化、専門知識がなくても導入できるようにする予定だ。

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THK / NTTドコモ / Cisco Systems / 予兆検知 / 製造

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