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日本ユニシス、スーパーマーケットでAIロボットを運用

2018年11月20日(火)IT Leaders編集部

日本ユニシスは2018年11月19日、スーパーマーケット事業を営むユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスと共同で研究開発を進めてきた自律移動型業務代替AIロボットの常設運用を、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス傘下のフードスクエアカスミ オリナス錦糸町店で2018年11月5日より開始したと発表した。

 AIロボットは、閉店後に無人の店内を自律走行しながら、商品棚の画像を撮影して解析する。この結果をPOPのチェックなどに活用する。これにより、小売店舗スタッフの作業負荷を下げる。AIロボットのセンサーが障害物を検知し、商品棚を照らしながら撮影するため、消灯した店内で運用できる。

 日本ユニシスは、労働力不足に対し、サービスロボットを活用し従業員の業務を支援する取り組みを進めてきた。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、労働集約型のスーパーマーケットのビジネスモデルを変革するため、新技術活用によるビジネス改革の推進に取り組んでいる。

 両社は、自律走行可能なAIロボットの店舗での実証実験を共同で実施、開発・検証してきた。深層学習による画像解析技術が向上し、業務運用レベルに達したことを確認できたため、本格運用に移行した。

 店舗は「フードスクエアカスミ オリナス錦糸町店(東京都墨田区)」で、期間は2018年11月5日から。実験の内容として、POPのチェックし、表示期間が切れるPOPを発見して店舗スタッフへ差し替えを喚起する。

 閉店後の店内をロボットが自律走行し、商品棚の画像を自動撮影する。深層学習で画像を解析し、POPの有効期間をチェックする。

 日本ユニシスは今後、実験と検証を継続し、2019年春の商品化を予定する。商品化の段階では、プライスカード表示価格のチェック機能、陳列棚の品切れチェック機能、棚割実態の把握機能(商品棚に陳列している商品状況をデータ化)、などを追加する。

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