富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)と富士通九州システムズ(FJQS)は2019年1月21日、マカフィーのセキュリティ製品「MVISION」(McAfee Multi Vendor InSights & Intelligence Open Environment)を同日付けで販売開始すると発表した。
マカフィーの「MVISION」は、統合セキュリティパッケージ製品である。エンドポイント向けのセキュリティ製品と、クラウドサービスの利用状況を一元管理するセキュリティ製品で構成する(図1)。ユーザーは、所望の製品を選んで導入できる。
図1:MVISIONの概要(出典:富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、富士通九州システムズ)拡大画像表示
製品構成について、富士通SSLは、エンドポイント向けのセキュリティ製品として「Endpoint」「Mobile」「ePO」を取り扱う。FJQSは、クラウド向けのセキュリティ製品として「Cloud」を取り扱う。
今後は、マネージドセキュリティサービス(MSS)において、セキュリティ専門家によるMVISIONの運用代行サービスも予定している。
MVISIONを取り扱う背景について同社は、BYOD(個人デバイスの業務利用)の導入によって、デバイスの管理やクラウド利用に関するセキュリティ対策と運用コストが課題になっていることを挙げている。
なお、Endpointは、Windows向けのセキュリティソフトである。Mobileは、iOS/Android向けのセキュリティソフトである。いずれもマルウェアや不正アクセスから守る。ePO(ePolicy Orchestrator)は、EndpointとMobileを一元管理する統合管理サーバーである。
これまで複数のコンソールで管理していたセキュリティ製品やアプリケーションをePOで一元管理することで、効率的にエンドポイント環境を管理できるとしている。ePOはSaaS型で提供するため、短期に導入できるとしている。
一方のCloudは、CASB(Cloud Access Security Broker)サービスである。クラウドサービスの利用状況を可視化するといった機能によって、クラウドサービスを安全に利用できるようにする。
社内で利用しているクラウドサービス(SaaS、IaaS、PaaS)の利用状況を可視化し、管理することで、リスクを低減する。アクティビティ監視やアノマリ検知、データ損失防止(DLP)や共有制限などの機能も備えている。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



