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RPAの導入効果を可視化する管理ツール「RPA Conductor」、UiPath向けにISIDが開発

2019年3月5日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

電通国際情報サービス(ISID)は2019年3月5日、RPA(ロボットによる業務自動化)の導入効果を可視化する管理ツール「RPA Conductor」を発表、同日販売を開始した。ロボットの稼働状況を全社で一元的に管理し、業務別・部署別など任意の切り口で統合的に分析・評価できる仕組みを提供する。RPAソフト「UiPath」を導入した環境で利用できる。価格(税別)は、最小構成となるロボット20体までの場合に年額50万円。

 電通国際情報サービス(ISID)の「RPA Conductor」は、UiPathの管理サーバーソフト「UiPath Orchestrator」を補完するソフトである。稼働中のロボットだけでなく、稼働していないロボットを含め、社内に存在するロボットの稼働状況を一元的に把握できる(画面1)。

画面1:RPA Conductorの画面(出典:電通国際情報サービス)画面1:RPA Conductorの画面(出典:電通国際情報サービス)
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 RPA Conductorは、UiPath Orchestratorが蓄積したログや個々の端末上で出力するログを取り込み、適用業務名や関連システム名、削減見込み時間など、ロボットごとの付随情報とひも付けて管理する。これにより、任意の切り口で稼働状況を分析して評価できる。ログを出力しない稼働ゼロのロボットも把握できる。

 ロボットの稼働回数や業務削減時間が一目で分かるダッシュボードを用意している。さらに、データのインポートやエクスポートも簡単にできる。これにより、管理者は複雑な操作を行うことなく、短時間で稼働状況を把握できる。

 製品提供の背景について同社は、RPAの導入効果を適正に評価する手法の確立が企業における共通の課題となっていることを挙げる。「ところが、ロボットの稼働状況を一元的に把握する手段がなく、導入後に想定どおりの効果があったかどうかの効果測定が難しかった。また、管理者の異動などによって稼働しないロボットが増えても、実態の把握が難しかった」(同社)。

 価格(税別)は、管理するロボットの台数によって異なる。最小構成となるロボット20体までの場合、年額50万円。

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