セイコーソリューションズは2019年4月12日、ネットワーク機器へのコンソール接続を集約するコンソールサーバー「SmartCS」を強化したと発表した。レッドハットの構成管理ソフトウェア「Red Hat Ansible Automation」からネットワーク機器にコンソール接続できるようにした。AnsibleからSmartCSを制御するためのモジュールを、同日付けでAnsible向けにリリースした。
セイコーソリューションズのSmartCSは、ネットワーク機器へのコンソール接続を集約するコンソールサーバー機である。スイッチ装置のような多ポートの形状をしており、シリアルケーブルを介して複数のネットワーク機器を接続して使う。IPネットワークからSmartCSへの端末接続(SSH/Telnet)を介して、SmartCSの先にコンソール接続でつながっているネットワーク機器を操作できる。
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一方、Ansibleは、サーバー機のソフトウェア構成や設定を、リモートから自動的に変更できる構成管理ソフトウェアである。今回、SmartCSを強化し、AnsibleからSmartCSを制御できるようにした(図1)。具体的には、SmartCSにつながったネットワーク機器のCLI(コマンドラインインタフェース)を操作できるようにする機能を、Ansible向けの機能拡張モジュールとしてリリースした。
用途の1つは、IPアドレスが分からなかったり、ネットワークが落ちているといった要因から、IPネットワーク経由(SSH/Telnet経由)ではネットワーク機器にアクセスできないケースへの対応である。こうした場合においても、SmartCSにIPネットワークでアクセスできれば、コンソール接続を介してネットワーク機器のCLIを操作できる。また、コンソール接続経由でIPネットワークの設定を施すといった使い方もできる。
なお、ネットワーク機器は通常、シリアルケーブルを介してコンソール端末(PC上で動作する端末エミュレータソフトなど)を接続するための、コンソールポートを備えている。端末からは、コンソールポートを介して、ネットワーク機器のCLIを操作できる。
Ansible / セイコーソリューションズ / Red Hat / コンソールサーバー
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