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ソフトバンク、鍵遠隔管理サービスの実行基盤としてPivotalのコンテナ基盤ソフトを導入

2019年6月18日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ソフトバンクは、鍵遠隔管理サービス「スマカギ」の実行基盤として、Pivotalジャパンのコンテナ基盤ミドルウェア「Pivotal Container Service」(PKS)を導入した。これまでは仮想サーバーによるIaaS基盤を使っていたが、コンテナ/Kubernetes基盤のPKSを追加で採用し、システムの一部を移行した。Pivotalジャパンが2019年6月18日に発表した。

 ソフトバンクのスマカギは、デジタルドアロックの解錠権限を遠隔で管理できるIoTサービスである(図1)。アッサアブロイジャパンのデジタルドアロックと組み合わせて利用する。デジタルドアロックとスマカギを利用することによって、物理的な鍵を管理する運用の負荷やコストを軽減できる。ホテルなどに適する。

図1:スマカギの概要(出典:ソフトバンク)図1:スマカギの概要(出典:ソフトバンク)
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 デジタルドアロックの開錠方法は2通りある。(1)解錠用の暗証番号の入力、(2)非接触ICチップ(FeliCa MIFARE)による通信、のいずれかである。スマカギを使うと、解錠用の暗証番号を発行して反映できるほか、非接触ICカードへの解錠権限の付与などができる。

 今回ソフトバンクは、スマカギを支えるIoTサービス基盤として、これまで運用していた仮想サーバーベースのIaaS基盤に加えて、新たにコンテナの運用基盤を導入した。IoTサービス基盤の運用効率を高めることが狙い。これに合わせて、スマカギのシステムの一部をコンテナ基盤へと移行した。

 コンテナ運用基盤として、オープンソース版のKubernetesと商用版のKubernetesの評価した。この結果、IaaS環境からの可搬性、CI/CDツールとの連携、セキュリティアップデートなどの観点から、PivotalのPivotal Container Service(PKS)を採用した。

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