[新製品・サービス]

NEC、顔認証画像の共有システムに管理ポータルを追加、運用負担を軽減

2019年7月23日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2019年7月23日、複数の顔認証システム間で顔情報を共通利用できるサービス「NeoFace顔情報マネジメントサービス」を強化し、同日付けて販売を開始した。新たにポータル管理画面を追加した。価格(税別)は、登録人数が1000人までの場合に、月額5万円から。

 NeoFace顔情報マネジメントサービスは、複数の用途および地点にまたがる顔認証システム間で、顔情報を共通利用できるサービスである。端末のログインやプリンタ/複合機での認証、ビルやフロアへの入退など、オフィス内における認証を顔情報にまとめることができる。

 新版では、ポータル管理画面を追加した。これにより、共有している顔情報や登録内容の一覧、顔認証システムごとの共有状況を、管理画面上で確認できるようになった。運用管理者がシステムごとに個別に確認する負担を軽減できる。また、顔情報を共有する複数の顔認証システムを、グループ化して管理できるようにした。

 なお、NeoFace顔情報マネジメントサービスは、顔認証エンジン「NeoFace」を用いてオフィスにおける働き方の効率化や利便性の向上を図るパッケージ製品群「顔認証ソリューション for オフィス」の1つである(関連記事:NEC、顔認証をオフィスで活用するための製品群をパッケージ化)。

顔認証画像をスマホカメラで撮影・収集できるサービスも新設

 NECは今回、顔認証ソリューション for オフィスに追加する新サービス「NeoFace 顔登録Webサービス」も発表した。スマートフォンやPCなどに搭載しているカメラで撮影した顔画像を、クラウド上に登録、蓄積できるWebサービスである。2019年9月下旬から提供する。

 NeoFace 顔登録Webサービスを使うと、顔画像を撮影するための場所や特別な機材を用意することなく、顔認証に利用できる品質の顔画像を収集できる。同サービスは、和歌山県南紀白浜エリアでの「IoTおもてなしサービス実証」や、NECが開催した「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2018」などでの実施をもとに商用化したものである。

 NeoFace 顔登録Webサービス の価格は、初期費用が50万円から。月額費用は、登録人数によって3000円から。

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