エス・アンド・アイ(S&I)は2019年9月4日、AIを活用した会議・議事録支援サービス「AI Conference」の新バージョンをリリースすると発表した。価格(税別)は、初期費用が50万円で、月額費用が25万円(10マイクの場合)から。ニーズに応じてオンプレミスでの提供も可能だ。
AI Conferenceは、簡単に会議を作成して参加でき、AIによる音声のテキスト化で会議後の議事録作成や他言語へのリアルタイム翻訳なども支援するWeb/iPhoneアプリケーションである。テレワークやモバイルワークなど、遠隔から会議に参加するメンバーがいる場合も、会議内容を効率的にテキスト化でき、情報共有や生産性の向上を図れる。システム情報が提供する「AI Meeting」をベースにしている。
WebアプリケーションとiPhoneアプリケーションを提供するため、会議室ではPCから、外出時はiPhoneから参加するなど、働き方や状況に応じて利用できる。
Web画面からは、ログインせずにクリック操作で会議を作成することも可能だ。作成後に発行される「会議への参加用URL」を関係者と共有することで、迅速に会議を始められる。終了後、会議内容をテキストとしてダウンロードすれば、議事録を簡単に作成できる。
誰の発話か判別しやすいチャット形式のUIを採用している。テキスト化された会議内容は、CSV形式での一括ダウンロードのほか、任意の吹き出し単位(発話単位)でのダウンロードに対応している。議事録の作成や、ToDo管理などの2次利用に活用できる。
日本語、中国語、英語(米/英)、フランス語、スペイン語など26カ国語に対応している。翻訳機能をオンにすることで、他言語へリアルタイムに翻訳できる。元の言語と翻訳後の言語の両方がテキスト化されて表示されるため、耳では聞き取れなかった内容や難しい表現もスムーズに理解できる。
環境雑音や、話し方のクセ・アクセント、特有の用語・言い回し、同音異義語などの辞書・文章の学習を利用者自身で行える。