NTTコミュニケーションズとJR東日本は2019年9月25日、「モバイルSuica」を活用して交通費の精算を簡素化するサービス「Smart Go」を発表した。JR東日本のサーバーからデータを取得することで、社員による交通費精算を省力化する。NTTコミュニケーションズが同日提供を開始した。
Smart Goは、モバイルSuicaの利用データを利用して交通費の精算を簡素化するサービスである(図1)。Smart Goの導入企業は、社員から同意を得た上で、モバイルSuicaの利用データをSmart Goへと反映させられる。
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JR東日本がSmart Goのために専用で提供するデータ取得用のサーバーから、自動で利用データを取得する仕組みである。
モバイルSuicaへのチャージを、法人用クレジットカードで行うと、社員は立て替え払いの精算も不要になる。モバイルSuicaの利用履歴とあわせて、交通費精算業務をゼロにできる。
なお、モバイルSuicaは、携帯電話でSuicaの機能が使えるJR東日本のサービスである。交通系ICカードとして、電車の乗り降りや買い物に使うことができる。携帯電話の端末上からチャージ(入金)ができる。
ライセンスは、10人単位で最小構成は30人である。10人あたりの価格(税別)は、30人~990人の場合に月額8000円。1000~1990人の場合に月額7000円、2000人以上の場合に月額6000円。