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ステイク、企業に合わせたブロックチェーンの導入・開発支援サービスを開始

2019年11月25日(月)IT Leaders編集部

ブロックチェーンのR&D企業であるステイクテクノロジーズは2019年11月22日、各企業のニーズに最適化したブロックチェーン開発を行うプログラム「Stake Enterprise Substrate Package(SESP)」を発表した。独Parity Technologiesが主導で開発するオープンソースプロジェクト「Substrate」を用いる。価格は要問い合わせ。

 Stake Enterprise Substrate Package(SESP)は、ブロックチェーンを活用したシステムを構築するサービスである(図1)。ビジネスの要件定義から実証実験、商用開発、運用の一連の流れを一貫して支援する。ユーザーのニーズに合わせてブロックチェーンをカスタマイズして提供する。

図1:Stake Enterprise Substrate Package(SESP)の概要(出典:ステイクテクノロジーズ)図1:Stake Enterprise Substrate Package(SESP)の概要(出典:ステイクテクノロジーズ)
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 ブロックチェーンの基盤ソフトウェアとして、オープンソースのSubstrateを用いる。Substrateでは、開発者がビジネス要件に合わせてブロックチェーンを実装できるため、ブロックチェーンに合わせてアイデアを実装するのではなく、アイデアに合わせてブロックチェーンをカスタマイズできるとしている。

 例えば、IoTのようなトランザクション数が非常に大きくなるユースケースでは、コンセンサスアルゴリズムを「PoW」ではなく「PBFT」にしたり、ブロック生成時間を短くしたりといった応用ができる。スケーリングに特化したブロックチェーンや、プライバシーに特化したブロックチェーンなどを作ることもできる。

 柔軟な開発ができるだけでなく、メモリーセーフで安全な実装が可能としている。コンソーシアム・パブリックの両方のブロックチェーンを作成できる。コンソーシアムチェーンをパブリックチェーンにしたり、コンセンサスアルゴリズムを変えたりといった応用もできる。

 また、アップグレードが容易としている。Substrate上で「EVM」が使えるので、「Ethereum」の開発言語「Solidity」を使用できる。世界有数のオープンソースプロジェクトであるため、周辺の開発ツールも豊富だとしている。

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