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エンカレッジ・テクノロジ、ファイル無害化ゲートウェイがWebDAVに対応、ブラウザ操作が不要に

2019年12月19日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンカレッジ・テクノロジは2019年12月19日、異なる2つのネットワーク間で安全にファイルを受け渡せるようにする仲介サーバーソフト「ESS FileGate」の新版V1.4を発表した。2020年春を目途に提供を開始する。新版では、これまでのWebインタフェースに加え、WebDAVに対応した。Windowsエクスプローラーのドラッグ&ドロップ操作でファイル授受が可能になった。

 エンカレッジ・テクノロジの「ESS FileGate」は、セキュリティ上の都合で互いに分離して運用している2つのネットワーク間で、安全にファイルを受け渡せるようにする仲介サーバーソフトである。メールで受信したファイルをインターネットアクセス用ネットワークから基幹システム用ネットワークに引き渡す、といった使い方ができる(図1関連記事エンカレッジがファイル無害化ゲートウェイに上位版、画像化に加えてマクロ除去が可能に)。

図1:ファイル無害化ゲートウェイ「ESS FileGate」の概要(出典:エンカレッジ・テクノロジ)図1:ファイル無害化ゲートウェイ「ESS FileGate」の概要(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 安全にファイルを受け渡す仕組みとして、ファイルに含まれるマルウェアや不正な攻撃コードなどを無害化する仕掛けを用意している。(1)文書ファイルの画像化、(2)ウイルス対策ソフトによるスキャン、(3)文書ファイルからのマクロの除去という3つの方法でファイルを無害化する。

 (1)文書ファイルを画像化するという手法で、マルウェアへの感染を引き起こすような不正なコードが含まれているかもしれない文書ファイルを無害化する。ESS FileGateはネットワークプリンタに見えており、文書ファイルを印刷することで、不正なコードを含まない印刷画像として保存できる。基幹システム用のLANからは、Webブラウザを介してPDF形式で印刷画像をダウンロードできる。

 (2)ファイルを画像化せずに元々のファイルのまま安全に受け渡すための機能としては、オプションの適用によって、ウイルス対策ソフト「Trend Micro Deep Security」によるマルウェアのスキャンができる。受け渡したいファイルをESS FileGateにアップロードして使う。

 (3)機能上位版では、ファイルに含まれるマクロを除去する機能が使える。マクロには危険なコードが含まれている可能性があるため、マクロを除去することによって不正なコードを無効化する。Microsoftオフィス文書(Word/Excel/PowerPoint)とPDFが対象となる。PDFについてはActionScript、JavaScript、Flashの要素を除去する。

●Next:新バージョンで対応したWebDAV機能の効果

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