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クライム、AWS環境向けバックアップ製品に新版、Amazon S3 Glacierにアーカイブ可能に

2020年3月16日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

クライムは2020年3月13日、Amazon Web Services(AWS)環境のサーバーやデータをバックアップするソフトウェアの新版「N2WS Backup & Recovery Ver3.0」(開発元:米N2WS)を提供開始した。新版では、Amazon S3上のバックアップデータをAmazon S3 Glacierにアーカイブできるようにした。価格(税別)は、年額48万円から。

 クライムの「N2WS Backup & Recovery」は、米N2WSが開発した、AWS環境のサーバーやデータをバックアップするソフトウェアである。AWSが標準で備えるスナップショット機能を活用したバックアップの処理を、Web画面で簡単に設定して実行できる。バックアップ、リカバリ、災害対策などを一元的に管理できる(図1)。

図1:N2WS Backup & Recovery Ver3.0の概要(出典:クライム)図1:N2WS Backup & Recovery Ver3.0の概要(出典:クライム)
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 スナップショット機能を使い、サーバーやデータのバックアップとリカバリを自動化できる。ファイルの一部が変更された場合、変更されたディスクブロックのみを増分でバックアップする。また、データベースの運用を止めることなく、整合性を保ったままオンラインでバックアップできる。バックアップのスケジュールも柔軟に設定できる。

 リカバリ時は、サーバー/インスタンス全体、特定のボリューム、個々のファイルなど、任意の粒度で、数秒でリカバリできるとしている。インスタンス全体を他のAWSリージョンまたは他のAWSアカウント(すべてのデータや設定を含む)に復旧し、数秒で実稼働状態に戻せる、としている。

 新版では、スナップショットデータをAmazon S3からAmazon S3 Glacierにアーカイブできるようにした(画面1)。これにより、安価で長期保存できるようになった。また、バックアップ状態がひと目で分かるようにダッシュボードを設計し直した。過去24時間に実行したバックアップを1クリックで参照できるようにした。

画面1:N2WS Backup & Recovery Ver3.0の画面。Amazon S3 Glacierを使ったアーカイブの状況を参照している(出典:クライム)画面1:N2WS Backup & Recovery Ver3.0の画面。Amazon S3 Glacierを使ったアーカイブの状況を参照している(出典:クライム)
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 新版では、AWSのコストを抑制する機能も強化した。インスタンスの自動スタート/ストップ、スケジューラ(オンデマンド起動も可)を追加した。AWSのコストと活用状況を可視化して把握しやすくする新UIも追加した。

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AWS / クライム / Amazon S3 / BCP/DR

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