[事例ニュース]

2020年3月26日(木)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　ブリヂストンは、ブリヂストン技術センターおよび製造工場において、ローカル5Gの検証を開始する。ブリヂストンの工場敷地内において、通信品質の実験や、大容量データを送受信する実験、――などを実施する（図1）。

図1：ブリヂストンが実施するローカル5Gの実証実験の概要（出典：NTTコミュニケ―ションズ）
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　これにより、将来的なセンサー類のワイヤレス化や、高精細カメラによる高スキル者の技能分析など、製造現場のデジタル変革におけるローカル5Gの活用領域を検討する。

　実験では、4.5GHz帯および28GHz帯の実験試験局免許を取得し、NTTコミュニケーションズがブリヂストン技術センターおよび製造工場内にローカル5Gネットワークを構築する。

　実験項目（予定）は、以下の3つ。

1. 電波伝搬試験（測定器・端末における受信レベルを、複数拠点で測定）
2. 通信性能試験（遅延やスループット性能を、複数拠点で測定）
3. ローカル5Gを利用した各種アプリケーション試験

　NTTコミュニケ―ションズは今後、ラグビートップリーグに所属するNTTコミュニケ―ションズ「シャイニングアークス」のホームグラウンド「アークス浦安パーク」において、多段エッジコンピューティングとローカル5Gとを組み合わせた実証実験を予定している。

　NTTコミュニケ―ションズは、現在制度化されている28GHz帯に加えて、壁や柱などの障害物に強いとされている4.5GHz帯を用いたローカル5Gの導入が本格化することを視野に、製造現場だけでなく、幅広い業種・業態におけるローカル5Gの可用性の検討を進めていく。