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TIS、「Windows Virtual Desktop」の取り扱いを開始、Windows 7延長サポートを利用可能

2020年4月6日(月)IT Leaders編集部

TISは2020年4月3日、「仮想デスクトップ導入・運用サービス」のラインアップを拡充した。新たに、日本マイクロソフトが提供する仮想デスクトップサービス「Windows Virtual Desktop」をメニューに追加した。販売目標として2025年までに20社を掲げる。

 TISの「仮想デスクトップ導入・運用サービス」は、仮想デスクトップ環境を構築・運用するSI(システム構築)サービスである。特徴は、ユーザーの導入目的に合わせて、幅広いメニューから所望の仮想デスクトップを選択できること。今回、ラインナップの1つとして、新たに「Windows Virtual Desktop」を追加した(図1)。

図1:「仮想デスクトップ導入・運用サービス」の製品ポートフォリオ(出典:TIS)図1:「仮想デスクトップ導入・運用サービス」の製品ポートフォリオ(出典:TIS)
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 Windows Virtual Desktopは、マイクロソフトがMicrosoft Azure上で提供するDaaS(Desktop as a Service)である。Azure上でリソースを容易に拡張できる。デスクトップOSについては、Windows 10のほか、Windows 7の3年間延長サポートプログラムを無料で利用できる。

 背景としてTISは、Windows7の無料延長サポートの終了を契機に、テレワーク環境整備に合わせたWindows10への移行を検討する企業が多い一方で、OSの移行に伴う動作確認に十分な期間を確保できない課題を挙げる。こうした経緯から、Windows 7の無料延長サポートが付くWindows Virtual Desktopをラインナップに追加した。

 「仮想デスクトップ導入・運用サービス」では、導入前の計画・検証から、構築・移行、運用支援までをトータルで提供する。主なメニューは、以下の通り。

 「コンサルティングサービス」では、導入検討の上流工程を支援する。現行のクライアント環境の課題を明確化するとともに、仮想デスクトップ環境のグランドデザインを策定する。また、製品ごとに最小30万円からのPoC(概念実証)サービスも提供する。

 「仮想デスクトップ導入サービス」では、複数の製品ポートフォリオの中から、客観的な視点に立って、ユーザーに合わせた仮想デスクトップ製品を提案し、導入する。提供価格は、個別見積もりとなる。

 仮想デスクトップの導入にあわせて、オフィス環境全体の見直しを、オプションのシステム構築サービスとして支援する。Active Directoryやファイルサーバーといった周辺環境の構築や、多要素認証などのセキュリティ対策の導入など、要望に合わせて幅広いオフィス環境を提案する。提供価格は、個別見積もり。

 「エンタープライズ・クラウド運用サービス for VDI」では、仮想デスクトップの問い合わせ対応、保守作業、障害時対応などの日々の運用作業を一元的にTISにアウトソースできる。24時間365日でのサポート対応もできる。運用メニューは、定常作業(基本)と依頼対応(個別)に分けて、自由にカスタマイズできる。標準の運用メニューは、月額30万から。

 「エンタープライズ・セキュリティ運用サービス」では、脅威情報の収集・解析からインシデント発生時の対応まで、セキュリティ運用業務を一元的にTISにアウトソースできる。提供価格は、個別見積もり。

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