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データソースを仮想化するミドルウェア「Denodo Platform 8.0」、GraphGLでアクセス可能に

2020年10月6日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Denodo Technologiesは2020年10月6日、会見を開き、各種のデータソースを仮想化してデータにアクセスしやすくするミドルウェアの新版「Denodo Platform 8.0」を発表した。2020年8月から提供している。新版では、GraphGLインタフェースの追加やサマリーキャッシュによる性能の向上などを図った。さらに、データモデルなどを定義するGUIをWeb化して全操作をWeb上で行えるようにした。価格はオープン。

 Denodo Platformは、データベースやWebサービスなど各種のデータソースを仮想化し、データを利用しやすくするミドルウェアである。データソースからデータを複製することなく、生データのまま仮想化する。仮想化したデータに対して、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトなどから各種のインタフェースでアクセスできる。

図1:データベースやWebサービスなど各種のデータソースを仮想化し、データを利用しやすくするミドルウェアである(出典:Denodo Technologies)図1:データベースやWebサービスなど各種のデータソースを仮想化し、データを利用しやすくするミドルウェアである(出典:Denodo Technologies)
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 大きく、(1)複数のデータソースに接続してデータを収集する機能、(2)収集するデータを結合し、任意の切り口でデータモデルを定義する機能、(3)SQLやREST APIなど各種のインタフェースでデータモデルにアクセスする機能、――で構成する(図1)。

 新版の8.0では、データモデルなどを定義するGUIをWeb化し、全操作をWeb上で行えるようにした(図2)。従来はJavaクライアントソフトで実装していたが、単一のWebポータル画面からWeb型のデータモデルの設計・開発画面を呼び出して実行できるようにした。

図2:新版の8.0では、データモデルなどを定義するGUIをWeb化し、全操作をWeb上で行えるようにした(出典:Denodo Technologies)図2:新版の8.0では、データモデルなどを定義するGUIをWeb化し、全操作をWeb上で行えるようにした(出典:Denodo Technologies)
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 データモデルの設計・開発画面では、接続するデータソースを選び、複数のデータソースをまたいでGUI操作でデータを結合し、データモデルを設計する。設計したデータモデルに対するアクセスインタフェースも選択して公開できる。

 新版では、データモデルにアクセスするインタフェースとして、GraphGLを追加した。GraphGLは、API経由でデータを取得するためのクエリー言語であり、既存のREST APIの欠点を克服するために登場した。REST APIによるデータアクセスと比べて、APIの発行数が減る。

 新版では、データアクセスの性能も高めた。RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)上にサマリーキャッシュ(集計済みのデータのキャッシュ)を置いて、これを再利用できるようにした。あるサンプル事例では、サマリーキャッシュなしで13秒かかっていた処理が、サマリーキャッシュを利用すると1.4秒で完了したとしている(図3)。

図3:サマリーキャッシュを外部RDBMSに作成し、これを再利用することでデータアクセスの性能を高められるようにした(出典:Denodo Technologies)図3:サマリーキャッシュを外部RDBMSに作成し、これを再利用することでデータアクセスの性能を高められるようにした(出典:Denodo Technologies)
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データソースを仮想化するミドルウェア「Denodo Platform 8.0」、GraphGLでアクセス可能にDenodo Technologiesは2020年10月6日、会見を開き、各種のデータソースを仮想化してデータにアクセスしやすくするミドルウェアの新版「Denodo Platform 8.0」を発表した。2020年8月から提供している。新版では、GraphGLインタフェースの追加やサマリーキャッシュによる性能の向上などを図った。さらに、データモデルなどを定義するGUIをWeb化して全操作をWeb上で行えるようにした。価格はオープン。

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