[新製品・サービス]
ワンクリックで障害初動対応が完了する「超サポダッシュボタン」、監視対象にDataSpider Servistaを追加─アシスト
2025年6月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アシストは2025年6月24日、システム障害初動対応サービス「超サポダッシュボタン」の監視対象に、セゾンテクノロジーのデータ連携ツール「DataSpider Servista」を追加したと発表した。超サポダッシュボタンは、システム障害時にワンクリックでログ分析・調査への初動対応が完了するサービスである。
アシストの「超サポダッシュボタン」は、システム障害初動対応サービスである。システム障害が発生した際に、コンソール画面上のボタンをクリックするだけで、調査のための初動対応が完了する。
障害発生を検知した時点でコンソール上の「ログ収集」ボタンをクリックすると、管理対象製品のサーバーから、初動調査に必要なログを自動で収集する。同時に「アシストWebサポートセンター(AWSC-2)」への連絡方法と、ログの送信手順を教えてくれるので、手順に従うだけで初動対応が行える(図1)。

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アシストと製品サポート契約を締結しているユーザー企業向けのサポートサービスオプションとして無料で提供する。監視対象に応じて、日本オラクルのRDBMS「Oracle Database」版と、日立製作所のシステム運用管理プラットフォーム「JP1」版を提供している(関連記事:ワンクリックで障害初動対応が完了する「超サポダッシュボタン」、監視対象にOracle DBとQlik Senseを追加─アシスト)。
今回、セゾンテクノロジーのデータ連携ツール「DataSpider Servista」版を追加した。図2は超サポダッシュボタンの稼働環境で、稼働OSはRed Hat Enterprise Linux 7.6。サーバーソフトウェアはWebアプリケーションとして動作し、システム管理者はWebブラウザから操作する。

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「システム障害は突然発生するケースが多く、原因究明に必要なログの取得や各種確認に時間がかかる。また、時間が経過するほど通常業務への影響も大きくなる」(アシスト)という状況に対処する。アシストの調査によると、ユーザー企業からの障害に関する第1報から、ログを受け取って調査を開始するまでに、1製品あたり平均22~23時間を要しているという。