TISは2020年10月15日、企業全体にアジャイル開発の導入や定着を支援するサービス「アジャイルPMOサービス」を強化すると発表した。教育支援のための新機能として、レッドジャーニーが提供している仮説検証関連の研修・ワークショップを提供する。
TISの「アジャイルPMOサービス」は、企業全体にアジャイル開発の導入や定着を支援するサービスである。サービスの1つとして、体系化したアジャイルトレーニングを提供している。DevOpsから派生したSAFeの原理原則を理解する研修から、スクラムマスター向け研修、メンバー向け研修など、各種の研修を用意している。
今回、アジャイルPMOサービスを拡充し、レッドジャーニーが提供する仮説検証関連の研修・ワークショップとコンサルティングサービスを取り入れた(図1)。TISとレッドジャーニーが共同で、ユーザー企業に伴走し、組織変革からプロダクトの仮説検証、開発、市場投入までを支援する。
例えば、新規サービスの迅速な市場投入を狙うプロジェクトでは、企画と立ち上げフェーズでレッドジャーニーの仮説検証ワークショップを利用し、新規サービスの価値を探索し、MVP(実用的で最小限の範囲のプロダクト)を特定する。
プロダクト開発フェーズでは、TISのアジャイル開発実行支援を利用し、プロダクトを短いサイクルで作り上げ、迅速に動くシステムによってユーザーや市場のフィードバックを得る。