PFUは2020年10月22日、現場業務で発生する紙書類をスキャナでデジタル化してクラウド連携するシステム一式をサブスクリプション型で提供する「ワンタッチスキャンサービス」を開始した。スキャンしたデータは、経費精算クラウド「Concur Expense」またはオンラインストレージ「Box」に連携できる。価格(税別)は、利用ユーザー100人(認証用ICカード100枚)までで月額11万8000円。販売目標は、今後3年間で30億円。
ワンタッチスキャンサービスは、紙書類をスキャナでデジタル化してクラウド連携できるサービスである(図1)。オンサイトにネットワークスキャナ「fi-7300NX」を設置して使う。紙書類をスキャンしたデータは、経費精算クラウド「Concur Expense」またはオンラインストレージ「Box」に連携させられる。
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紙書類のスキャン処理とクラウド連携は、ICカードによる利用者認証とスキャナのタッチパネルメニュー操作で行う。
スキャナの設定、ユーザー拠点への配送、運用保守、撤去、――までをまとめて、初期費不要で月額料金制のサブスクリプションサービスとして提供する。スキャナ1台からのスモールスタートで段階的に導入できる。拠点の新設や廃止が発生しても、全体の台数が変わらなければ月々の料金は変わらない。
Webで申し込むだけで手続きが完了する。スキャナは、事前設定済みの状態で、申し込みから最短5営業日で届く。ユーザーは、届いたスキャナを箱から出してLANに接続するだけで、業務を開始できる。
価格(税別)は、スキャナ1台、ユーザー100人(認証用ICカード100枚)までの基本構成で、月額11万8000円。連携先となるクラウドサービスは、Concur ExpenseまたはBoxから1つを選択する(クラウドサービスの契約が別途必要)。
オプションサービスは、スキャナの追加が1台あたり月額4600円。連携先のクラウドサービスの追加(1サービス)が月額2万円。利用ユーザー追加が追加100ユーザーあたり月額2万円。認証用ICカードの追加は、一括で100枚が8万円。
料金例として、30拠点(スキャナ30台)で経費精算処理を行う場合、基本サービスが11万8000円、スキャナ29台の追加費用が月額13万3400円(4600×29円)、合計で月額25万1400円になる。