[市場動向]

損保ジャパンなど、振動センサーを活用した保険商品を開発、自然災害対策費用を補償

2021年1月5日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

損害保険ジャパン(損保ジャパン)、メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング(メインマークSC)、パスコの3社は2021年1月5日、台風や豪雨などの自然災害に対し、センサー技術を活用した保険商品やサービスの開発に共同で取り組んでいくと発表した。保険商品の観点では、センサーで自然災害を予測し、事前の対策費用を補償する。

 損害保険ジャパン(損保ジャパン)、メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング(メインマークSC)、パスコの3社は、台風や豪雨などの自然災害が鉄道や高速道路などのインフラにもたらす被害を減らすことを目的に、センサー技術を活用した保険商品やサービスを開発する。

 ICTセンシングプロジェクトの最初の取り組みとして、台風や豪雨の発生時にインフラ(のり面、急斜面、橋梁など)に与える損害を対象とした保険商品を開発する(図1)。インフラの老朽化箇所を選定し、振動センサーを設置してデータを常時計測し、自然災害の予測を基に、災害防止対策を策定する。災害防止対策にかかる費用や、発生してしまった場合の再発防止費用を保険で補償する。

図1:台風や豪雨の発生時にインフラ(のり面、急斜面、橋梁など)に与える損害の予兆をセンサーで把握する。災害防止対策にかかる費用や、発生してしまった場合の再発防止費用を、保険で補償する(出典:損害保険ジャパン、メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング、パスコ)図1:台風や豪雨の発生時にインフラ(のり面、急斜面、橋梁など)に与える損害の予兆をセンサーで把握する。災害防止対策にかかる費用や、発生してしまった場合の再発防止費用を、保険で補償する(出典:損害保険ジャパン、メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング、パスコ)
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●Next:ICTセンシングプロジェクトにおける3社の役割と強み

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