アシストは2021年2月5日、クラウドID管理・認証サービス「Okta Identity Cloud」(開発元:開発元;米Okta/日本法人Okta Japan)の販売を開始した。参考価格(税別)は、年額46万8000円(SSO対象5アプリケーションまで、多要素認証利用100ユーザー)から。販売目標は、2021年末までに10社。
アシストの「Okta Identity Cloud」は、米Oktaが開発したID管理基盤をクラウド型で提供するIDaaSである(関連記事:クラウド型ID管理の米Oktaが日本法人「Okta Japan」を設立)。Salesforce.comやOffice 365などのSaaSや業務アプリケーションにアクセスするためのID情報(アカウントとアクセス権限)を一元管理する。
システム管理者から見たOkta Identity Cloudのメリットは、ID管理やアクセス制御を一元化できることである。一方、エンドユーザーから見たOkta Identity Cloudのメリットは、複数のSaaSや業務アプリケーションに対して、SSO(シングルサインオン)でログインできることである。
SSO(シングルサインオン)でログインできるアプリケーションは6500以上としている。社員の入社、異動、退社にともなって自動的にアプリケーションの割当・解除を実施するプロビジョニングの設定が可能。ID情報は、オンプレミスのActive Directory(AD)と連携させることもできる。社内のADからOkta Identity Cloudへのアウトバウンド通信で連携できる。
認証方法は、パスワード認証に加えて、SMSやメールでの認証、ワンタイムパスワード認証、専用のスマートフォンアプリ「Okta Verify」を利用してのプッシュ認証、生体認証、などによる多要素認証が利用できる。普段とは違う環境からアクセスしている場合など、リスクが大きい時に限って多要素認証を実施するリスクベース認証も利用できる。