[技術解説]
今こそ「パンドラの箱」を開けよ! レガシーシステムの実態と対処策
企業みずからの主導で技術的負債を解消して前に進む
2021年3月9日(火)田口 潤、杉田 悟(IT Leaders編集部)
「老朽化したシステムの多くはブラックボックス化し、軽微な改修にも大きな手間とコストがかかる」。この意味を、我々はどこまで正確に捉えているだろうか? 現存するレガシーシステムの多くは、長期にわたる“素人仕事”が積み上がってできた複雑怪奇なしろものであり、もはや開けるのが怖い「パンドラの箱」のような存在だ。中途半端にモダナイゼーションを講じようとすると災いをもたらしかねない。対処するには強い覚悟と意思、そして武器(ツール)が必要になる。
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