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チェック・ポイント、中小企業向けセキュリティゲートウェイ「Quantum Spark」を拡充、上位モデルを追加
2021年3月11日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2021年3月11日、中小企業(SMB)向けセキュリティゲートウェイ「Quantum Sparkシリーズ」のラインナップを拡充した。既存の1530/1550/1570/1590の4モデルに、上位モデルとして1600と1800の2モデルを追加した。ラインアップ全体で社員1人から400人までの規模をカバーできるようにした。価格はオープン。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの「Quantum Sparkシリーズ」は、中小企業(SMB)に向いたセキュリティゲートウェイ機器である(関連記事:チェック・ポイント、中小企業向けセキュリティゲートウェイを新モデル「1500シリーズ」に刷新)。今回、ラインアップを拡充し、新たに上位モデルを2機種追加した(写真1)。
![写真1:Quantum Spark 1800の外観](/mwimgs/2/b/600/img_2b312e05b2fc09156e9098c253e949bf57404.jpg)
Quantum Sparkシリーズの特徴の1つは、一般的なUTMが搭載していないリモートアクセスVPN機能を標準で搭載している点である。これにより、テレワーク環境でも社内LANにアクセスできる。2要素認証も付属している。
搭載するOSソフトウェアは、同社のセキュリティアプライアンス用ソフトウェアと同じである。ウイルス対策、サンドボックスを使ったマルウェア対策、ボット対策、IPS(侵入防止システム)、アプリケーション制御、URLフィルタリング、などの多層防御機能を搭載している。
6モデルのうち、既存の2モデル(1570と1590)は、LTEモデムを搭載しており、WAN接続回線としてモバイル回線を利用できる。
モバイルアプリケーション「WatchTower」も用意している。スマートフォン上でセキュリティの状態を監視できる。
今回追加したモデル1600とモデル1800は、既存のモデル1500(4モデル)の上位モデルに相当する(表1)。性能は、ハイエンドモデルの1800の場合、サンドボック能を含めたフル機能時に2Gbit/s、アプリケーションを識別する次世代ファイアウォール時に5Gbit/sである。
![表1:Quantum Sparkシリーズの仕様(出典:チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ)](/mwimgs/0/f/600/img_0fe1e7c8c45284899206b96341431455149693.jpg)
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