法人向けオンライン学習サービス「Udemy for Business」を運営している米Udemyは2021年5月12日、受講数が上昇した講座のカテゴリーを報告する月次レポート『2021年4月版: オンライン学習のグローバルトレンドレポート』を公開した。2021年4月に日本で最も受講が増えた講座のカテゴリーは「ビジネスアナリティクス」で、増加率は318%(前月比)である。次いで、「AWS認定クラウドプラクティショナー」(264%)、「仕事の生産性」(187%)がランクインした。
Udemy for Businessは、プログラミングやビジネススキルなどを動画で学べる、法人向けのオンライン学習サービスである。世界各国の企業が、それぞれの言語で作られた教育コンテンツを受講している。世界で15.5万講座、7万名の講師が登録しており、4000万人が学んでいる。2015年からは、ベネッセコーポレーションが日本における独占的事業パートナーとして事業に関わっている。
「開発」や「ビジネススキル」など13個の大カテゴリーの配下に、「データベース設計&開発」や「法務知識」といった、合計で133個の小カテゴリーがある。例えば、「開発」カテゴリーの下に「ウェブ開発」カテゴリーがあり、この下に「フルスタックWebエンジニア講座」がある、といった具合である。
Udemyは、前月比で受講者数が増えたカテゴリーのランキングなどを報告する月次レポートを発行している。今回、最新版となる『2021年4月版: オンライン学習のグローバルトレンドレポート』を公開した(図1)。2021年3月と比較して受講者が増えた講座のカテゴリーを、国別などの切り口で紹介している。
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レポートによると、2021年4月に日本で最も受講が増えた講座のカテゴリーは「ビジネスアナリティクス」であり、増加率は318%(前月比)になった。2番目は「AWS認定クラウドプラクティショナー」(264%)、3番目は「仕事の生産性」(187%)だった。
他国では、「暗号通貨」がドイツやオーストラリアで1位を獲得したほか、「ブロックチェーン」や「プログラミング言語」の講座がランクインするなど、最先端技術について学習できるコースの受講増加が目立った。
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