アシストは2021年5月31日、構成管理ソフトウェア「Red Hat Ansible Automation Platform」の販売を開始した。Ansibleの販売に加えて、構築支援サービスやハンズオン形式でのワークショップなど周辺サービスを提供する。価格(税別)は、管理対象ノード100台で年額169万円から。ハンズオン形式のワークショップ「IaC体験ワークショップサービス」の価格は40万円。
アシストは、構成管理ソフトウェア「Red Hat Ansible Automation Platform」の販売を開始した。Ansibleの販売に加えて、構築支援サービスやハンズオン形式でのワークショップ「IaC体験ワークショップサービス」など、周辺サービスも提供する。
Ansibleは、米レッドハット(現IBMの事業部門)が開発・提供するオープンソースの構成管理ソフトウェアである。複数のサーバー機で成り立つシステムの構成をコードベースで制御し、クラウド基盤の構築を自動化する(関連記事:レッドハット、構成管理ツール「Ansible」の有料版「Ansible Engine」を販売)。
アシストのIaC体験ワークショップサービスでは、Amazon Web Services(AWS)上のLinux環境を用いて、Ansibleによるシステム環境の構築やメンテナンス操作を体験できる。
ワークショップは半日間(最大3時間)で、オンラインによる座学およびハンズオンで構成する。Ansibleの初級トレーニングテキスト(PDF形式、80ページ)と、自動化業務の棚卸シート(Excel形式)を提供する。
SSHでサーバー設定を変更、操作手順はYAMLで記述
Ansibleを用いて、システムの開発者・管理者は、Python言語が使える個々のサーバー機に対して、SSHでリモートアクセスを行い、各種ソフトウェアのインストールや設定ファイルの更新を行う。
サーバー、ミドルウェア、ネットワーク機器のベンダーなどが、自社製品をAnsibleから操作するためのモジュールを提供している。モジュールを利用することで、より効率的にシステム構成を自動化することができる。
●Next:Playbookを用いたローコード開発での自動化設定
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