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カスペルスキー、セキュリティ意識を高めるオンライントレーニング「KASAP」を2021年9月に開始

2021年6月24日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

カスペルスキーは2021年6月24日、サイバーセキュリティへの意識を向上させるオンライントレーニングサービス「Kaspersky Automated Security Awareness Platform(KASAP)」を発表した。受講者から見て効率性の高い学習プログラムを提供する、としている。幅広いトピックと幅広い受講レベルをカバーしており、目標に合わせてトレーニングのスケジュールを自動で作成する。2021年9月から提供する。価格(税別)は、受講者1人あたり年額6900円から。最低受講人数は5人。

 カスペルスキーの「Kaspersky Automated Security Awareness Platform(KASAP)」は、サイバーセキュリティへの意識を向上させるオンライントレーニングサービスである(図1)。

 特徴は、受講者から見て効率性の高い学習プログラムを提供する点にある。例えば、学習コンテンツについては、幅広いトピックと受講レベルをカバー。目標に合わせてトレーニングのスケジュールを自動で作成するほか、受講意欲を維持する仕組みなどを用意している。

図1:「Kaspersky Automated Security Awareness Platform」(KASAP)の概要(出典:カスペルスキー)図1:「Kaspersky Automated Security Awareness Platform」(KASAP)の概要(出典:カスペルスキー)
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 背景として同社は、社員のセキュリティ意識を向上させる取り組みが難しい状況を挙げる。例として、受講者はセキュリティ講座に対して「内容が難しい」「つまらない」「自分には関係がない」と捉えてしまうこと。教育のアプローチも、「どうすべきか」よりも「してはならないこと」を重視していることを指摘。「学習した内容を本質的に理解することも難しく、学習内容が一般的過ぎて攻撃に対処する上での効果が薄い。KASAPでは、これらの課題を解消することに注力した」(同社)

 トレーニングのトピックは幅広く、例えば、パスワードとアカウント、メールセキュリティ、Webの閲覧、モバイル機器、PCのセキュリティ、ソーシャルネットワークとメッセンジャー、機密データの保護、GDPRなどをカバーする。トレーニングレベルも、ビギナーレベルから上級レベルまで対応する。

 学習例として、Webの閲覧のトピックでは、ビギナーレベルとして、明らかに悪意のあるWebサイトを無視することや、Webサイトから入手した実行可能ファイルを開かないことなどを学ぶ。一方、上級レベルでは、見抜きづらい洗練された偽のリンクを認識することや、ブラックSEOサイトの回避、PC設定(Java、adblock、noscriptなど)を学ぶ。

 目標に合わせて、トレーニングスケジュールを自動で作成する。レッスン終了後も、4日後にメールで動機づけを強化し、さらに3日後に理解度を測るテストを実施。さらに3日後に模擬フィッシング攻撃を仕掛けるなど、習得した知識やスキルを記憶し続けて忘れないようにする工夫を凝らしている。これらを1セットで終了した後に、新たなトピックを学ぶ。

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