インターコムは2021年7月26日、リモートデスクトップシステム「RemoteOperator 在宅」を提供開始した。VPNを構築することなく、自宅からオフィスのWindows PCのリモート操作を行えるようにする。価格(税別)は、接続先PCの台数で決まり、1台あたり月額1000円または年額1万2000円。販売目標は、提供開始後1年で130社。
インターコムの「RemoteOperator 在宅」は、テレワーク/在宅勤務に向けたリモートデスクトップシステムである(図1)。クラウド上の接続中継サーバーを介したリモートアクセスによりVPNを構築する必要がない。また、電源が入っていないオフィスPCをリモートから起動するWake-on-LAN機能を、専用機器を設置することなく利用できる。
図1:「RemoteOperator 在宅」の概要(出典:インターコム)拡大画像表示
互いに専用のソフトウェアをインストールしたオフィスPCと自宅PCが、クラウド上の接続中継サーバー(HTTPSで接続)を介して通信する仕組みをとる。利用にあたっては、操作対象となるオフィスPCと、端末となる自宅PCの両方に、専用ソフトウェアをインストールし、初期設定でクラウドにオフィスPCや自宅PCを登録するで利用を始められる。ソフトウェアをインストールしていることから、接続元のIPアドレスだけでなく、自宅PCのMACアドレスなどの情報もアクセス制御に利用できる(画面1)。
画面1:専用のソフトウェアをインストールした自宅PCからオフィスPCにリモート接続している画面(出典:インターコム)拡大画像表示
リモートアクセス時には、GUI画面の接続先リストから、接続したいオフィスPCを選んで接続する。Wake-on-LAN機能を標準で備えており、接続したいオフィスPCの電源がオフのときでも、電源を起動して接続できる。Wake-on-LANの信号は、同一ネットワーク上にある、稼働中の別のオフィスPCから発信する仕組みのため、Wake-on-LAN専用の機器を設置する必要がない(図2)。
図2:Wake-on-LAN専用機器を設置することなく、稼働中の別のオフィスPCからWake-on-LANの信号を発信できる(出典:インターコム)拡大画像表示
●Next:ユーザーごとに利用できる機能をオン/オフ設定できる
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