日立ソリューションズは2021年8月2日、テレワークとフリーアドレスとのハイブリッドワークが進む中、オフィススペースを効率よく運用するためのクラウドサービス「Condeco(コンデコ)」(開発元:英Condeco Group)を同年8月3日から販売すると発表した。フリーアドレスの設備予約のほか、設備の稼働状況の把握・管理が行える。価格はオープン。
日立ソリューションズの「Condeco」は、テレワークとフリーアドレスとのハイブリッドワークが進む中で、オフィススペースを効率よく運用するためのクラウドサービスである。英Condeco Groupが開発したサービスを国内で提供する。座席や会議室、駐車場やロッカーなどフリーアドレスの設備予約のほか、出社率やオフィスの運営コストの把握・分析を行う管理機能が備わっている(図1)。
![図1:Condecoの利用イメージ(出典:日立ソリューションズ)](/mwimgs/6/c/600/img_6cb1e987077138ea494dd6eb8bc99e5c105873.png)
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オフィスの管理者は、予約可能な座席数と配置をあらかじめ設定することで、オフィスに出社した社員の密接を避けながら出社率をコントロールできる。設備の利用料の設定により、利用実績に応じた課金管理も行える。エンドユーザーは、 スマートフォンアプリを使ってフリーアドレスの座席を予約し、出社時の自動チェックインによって利用を開始する。
Condecoの管理データにアクセスできるAPIを公開しており、APIを持つ外部システムとのデータ連携に対応する。例えば、CondecoのAPI経由で得たチェックイン/チェックアウト情報を、勤怠管理システムのAPIを介して出退勤時刻として登録することが可能である。